シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表小林です。やっとどこも晴れてきたけれど、被害の大きさが明白になってきて愕然とします。亡くなられた方、行方不明の方、なんてことでしょう。家が流されたことだけでも辛いのに・・・自然は待ったなしです。そのことをお上はちゃんとわかって、考えているのでしょうか。
今朝、阿蘇山の噴火が報じられました。
「人命の安全に政府一丸となって万全を期す」って、お上はいつも同じ言葉を使うけれど、この杓子定規な言葉には愛が感じられません。
東北はもちろん、福島の原発、頻繁に起きている洪水、噴火、土砂災害にあった多くの地域、今までも今も、どこにもちゃんと気持ちが通っていないように思います。
消防、警察、自衛隊の実践部隊が頑張ってくださればくださるほど、本気で下々のことを思ってくれるトップがいないことが心から悲しい、悔しい。
今日も国会前で若者たちが頑張ってくれています。唯一の希望。
そんな鬱々とした気持ちを吹っ飛ばしてくれるような素敵な本を、出身ライターの福島治子さんが持ってきてくださいました。
土曜ワイド劇場などサスペンス2時間ドラマで活躍されている福島治子さんですが、全く違った趣の本をなんと翻訳されました。
「オードリー・ヘップバーン 59のエレガンスルール」(ACBOOKS刊)
とても気持ちが爽やかになる素敵な写真集です。
オードリー・ヘップバーンの映画での、また普段の、慈善活動家としての写真の数々に、すてきなオードリーのファッションセンスに近づくためのコメントがついているのです。
オードリー・ヘップバーンの名作「ローマの休日」は、必ず基礎講座講義の中で取り上げているので、シナリオ・センターの方は、若い方でもおなじみですね。
私も大ファンで、女優として数々の賞を獲りながらユニセフの活動に関わり、後半生はユニセフ親善大使として活躍され、その慈悲深い姿に感銘を受けた一人です。
死後、エミー賞、グラミー賞を受賞するという歴史に語り継がれるほどの彼女ですけれど、そのファッション感覚の素晴らしさは大きな魅力です。
この本の中には、「麗しのサブリナ」サブリナパンツはここから生まれました。
ほとんどの方がご存知の名作「ティファニーで朝食を」「シャレード」「パリの恋人」「おしゃれ泥棒」「いつもふたりで」等などのシーンから、また普段のスナップ、慈善活動している姿がすてきです。
「おもいやり、それが一番素敵な姿」「鏡に映ったおかしな顔を愛して。だってあなたの顔だもの」(ファニーフェイスと言われたオードリーならでは)「笑顔は一番のアクセサリー、笑顔で歓びの輪を」「素敵に見せるには自信を持って着こなす」「胸をはって!どんな服装も姿勢がよければ素敵に見える」
ファッションアドバイスというより、オードリーのような素敵な女性に近づくには、生き方を学ぶということでしょうね。
すてきなオードリーの笑顔に、心洗われる想いです。