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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

女性と政治は似合わない?

シナリオ・センター代表の小林です。福山雅治さんの結婚報道に激震が走り、そこここからメールが。って、結婚したからってどうなのか・・・私のオトコだったわけでもないしね。(笑)また一段と歌に深みが増すことでしょう。 

 新井一講義風景

昨日は、125期シナリオ作家養成講座の説明会でした。
色々お話ししたいことはあったのですが、なにしろ短い時間なので、なかなかお話ししきれませんでした。
ですので、今日からご質問いただいたことに、個々にお返事を差し上げています。
皆さんどなたも真剣に考え、悩まれていたりされるので、私もおひとりお一人にちゃんと向き合ってお返事をと思うと、おひとりに1時間近くかかっていたりします。こんな形で今週中に皆さんにお返事できるのか・・・不安。(汗)
それでも、シナリオを書いてみたいなと思って下されば、嬉しいです。
 

今朝、NHKの「あさイチ」を見ていたら「女性リアル政治の話」というのがテーマでした。なかなかディープな内容で、いまだに女性が話すことでも、考えることでもないと思っている男性も多いようです。
ママ友同志では政治の話ができない、こわい、誰と話せるのかわからないというような声もたくさんあるようです。
政治の話しというのはとても難しいですね。特にすぐに右だの左などと決めつけられやすいですから、福山の結婚話の方が安全。(笑)

女性が軽々しく思われるのは、参政権を持ってわずか70年、今の日本国憲法でいただいたものだからです。

戦後すぐに日本政府が作った憲法は、明治憲法と同じで、もちろん女性の参政権なんてありませんでした。
女性の参政権は、GHQのベルテさんが勝ちとってくださったものです。 

男性社会が当たり前の世の中では、男性の頭の中に女性と政治は関係ないとまだ思っているのでしょう。
女性自身も男性と伍して戦うには、男性的にならなければいけないという気持ちになってしまうようです。
女性でも男性的発想になってしまうと、女性に対して男性以上に蔑視をしたりします。困ったものです。

なによりも、みんながちゃんと落とし込まなければいけないことは、「みんな違う」ということだと思うのです。
唯一無二の存在、ひとりひとり違うのだから、対立することも当たり前で、でもそれは、意見の対立であって人と人との対立ではないことを、ちゃんと理解し合えばいいのです。人にレッテルを張るのではなく。 

そのためには、全ての人が、ちゃんと自分の頭で考え、心で想い、自分の表現をしていかなくてはなりません。
シナリオは、それができる技術です。
登場人物すべての人を考えなくては書けないので、シナリオを書いていくと、自然と想像力、考える力、他人を想うことができる・・・素晴らしい力を持っています。

プロへの道へ進んでいただきたいのはもちろんですが、シナリオを書くことで大きな視野を持って、自分の考えをもつこと。
創立者新井一の日本中の人にシナリオを書いてもらいたい思いは、ここにあります。 

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