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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

ボクシングジム

シナリオ・センター代表の小林です。もう11月ですね。今日は、日曜日と文化の日の狭間のせいか、やけに静かな月曜日です。
10月最終日の土曜日は、ハロウィンで、渋谷はごった返したようですが、ここ表参道にも仮装のガイコツなどが現われておりました。
我々の表現の仕方と、ハロウィンの表現は違うけれど、表現したい想いは同じ。来年の10月シナリオ8週間講座は、ハロウィン仮装者は受講料無料とかしてみようかしら。ウキウキの講座になるかも。
ファイト
そういえば、創立45周年のパーティーの際にご覧いただいたでしょうか。
ファイター。段ボールで作ったボクサーを、新井一教室の再現のところに置きました。
この段ボールアートは、段ボールを3センチとか1センチとかの大きさのチップに切って、一つひとつ積み重ねていくというびっくりするような根気のいる代物なのです。
この段ボールアートを創っているのが、実はセンターの事務局で働いていたカラゴンとセンターでシナリオを学んでいた忠臣君との二人のユニットなんです。
カラゴンのデザインにコツコツと積み重ねて、動物でもトイレでもなんでもつくちゃう忠臣君。
ちょっと誰も真似ができないこの段ボールアートですが、ご用命を承ればどんなものでも作りますので、是非お声かけください。
キティちゃんやガイコツ、ペンギン、象、トイレ、サイ、亀、ドーム、スタンド、電話、キリン、額縁、なんでもござれ・・・店舗、ショールームディスプレから、子供向け大人向けワークショップもやっています。
段ボールアートユニット LUNA.CLIP lunaclip7079@yahoo.co.jp
URL:http://lunaclip.com
11月3日まで、神宮外苑絵画館前で100人展が行われ、LUNA.CLIPも展示しています。

今回展示したのはFIGHT。ボクシングのファイトポーズです。
実は、センターのゼミナールは、新井一が、ボクシングのトレーニングを見て思いついたことなのです。
ですから、当初はゼミナールをジムと呼んでいました。その名残りが、「月刊シナリオ教室」の最後のページの私のコラムなんです。
新井一は言いました。「僕の好きなボクシングはジムで選手をつくります。その作り方は、いきなりリングに選手を上げて戦わせはしません。
リングに上がる前に、ロードワークでスタミナをつけ、縄跳びをでフットワークのさばきを覚え、パンチボールを叩いてタイミング感をつけさせ、サイドバッグを叩いてパンチをつけさせます。ひとつひとつ選手の弱いところや癖に従って力をつけさせるのです。
それをしないでリングに上がったら10秒ともたないでしょう。
ところがシナリオでは、素人でも250枚の原稿用紙を平気で汚すことができるのです。書いているのではありません。汚しているのです。そういう甘さがシナリオを書くということにあります。そこを間違えないでほしいと思います。
その間違えを犯さないためにジムがあります。その練習方法が20枚シナリオなのです」(1969年センター誕生前に)

LUNA.CLIPのダンボールアートも小さなチップを積み上げて、大きな作品へと仕上げていきます。
ボクシングも20枚シナリオも同じ。すべては、コツコツと地道な練習を重ねていくしかないのです。

来年こそ飛躍的に伸びたいと思われたら、地道な積み重ねをしていきましょう。ゼミでの20枚シナリオが飛躍のカギを握っています。

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