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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

ミステリーはお好き?

シナリオ・センター代表の小林です。日だまりが嬉しい季節です。愛犬ハルと散歩しながら、ひなたをみつけてはひなたぼっこ。ぬくぬくと気持ちがほどけてほっこりします。

怪奇&ミステリー

脚本家の桂千穂さんから素敵な本をお送りいただきました。ありがとうございます。早速読ませていただきました。

桂千穂さんと掛札昌裕監督が道案内をしてくれる「本当に面白い怪奇&ミステリー1945→2015」(メディアックス刊)という往年の映画から今年までの怪奇、ミステリー映画の本がです。

私も生まれていない頃からの映画から始まっているのがびっくり。45年ですから70年前ということですものね。 戦後初めてのミステリー映画は、大映製作の「夜光る顔」。出演者のお名前を見ても、私ですら全く存じ上げない方ばかりで・・・(笑) 最新作は、宮部みゆきのベストセラー小説で話題になった「ソロモンの偽証 前・後編」
桂千穂さんと掛札監督が本当の面白い映画を選んだとかで、おふたりが映画の見どころや製作の苦労など、単なる映画評論でなく、製作者側の視点で見て語っていらっしゃるので、これからミステリーを書いてみたい方にはツボがわかるとてもいい本だと思います。
もちろん、怪奇、ミステリー好きの方は必読。155本の映画を一挙上映です。

ここまでしっかり見られて分析されていらっしゃるおふたりの勉強ぶりにも頭が下がります。
昔は、シナリオスクールなどありませんでしたから、技術は盗むものと決まっていました。
高名な脚本家の弟子になり、教えてもらうというより師匠の仕事ぶりや清書をしながら書き方などの技を盗むのです。
また、映画館へ一日中こもって、映画のシナリオを自分で書き起こしたりしていました。

ですから、よく桂さんは、「シナリオを書きうつすように」とおしゃっていました。 たぶん、ご自身がそうやってシナリオを勉強されたので、古い、もう映画そのものが見られなくなった作品すら、きちんと体に入っているくらい覚えていらしたのでしょう。

今は、DVDにも名作もたくさん出ています。先輩たちに負けずに勉強しなくてはいけませんね。
秋の夜長、名作を楽しみながら学んでいきましょう。

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