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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

あまりにもふつうな読書のすすめ

シナリオ・センター代表の小林です。東京は秋晴れです。ちょっと本を持って外に出たい気分です。でも、実際には、ゆっくりできない性分なので、早々に帰ってきちゃいそうですけど。(笑)

根津美術館

読書は、我を忘れてしまえる至福のひとときです。 ドラマも映画も、アニメも芝居も音楽も大好きですけれど、一番好きなのは読書です。
一人の世界に没入できるものだからでしょうか。

誰かと一緒に見たり聞いたりしていると、急に話しかけられたり、一緒にいる人の動作が気になったりしませんか。
先日、芝居を見ていたら、一つ後ろの席の女性がものすごく臭い。臭いというとひどい臭いを想像されたと思うのですが、実は臭いではなく匂いなのです。
こんなに香水を付けまくっている方を最近知りません。 せっかくの匂いなのですが臭いと表現したくなるほど、気持が悪くなってしまいました。
お蔭で芝居に没頭できなくて・・・散々な時間でした。

芝居でも映画でも誰かと行くときは、その場で感想などを言わない人を選びます。感想を言うのは終わってから。自分なりの世界で見たいからです。わがままでしょうか。

読書は、自分で場所を選べば一人の世界に入れます。読みたいときに広げられる、どこでも読める、誘眠剤にもなる。(笑)

ここのところ、あまりに出身ライターや会員の方が本を出されるので、本屋さんに行く必要がないくらいです。
なので、毎週通っていた本屋さんへ足が遠のいています。
ですが、本屋さんにいるのが好きです。待ち合わせをするなら本屋さんがいいです。 本屋さんをうろうろしていると、買うつもりでない本、雑誌だったり、写真集だったり、哲学や経済、ノウハウ本など全く違う分野だったり、面白い本に出会います。
出会いは、ドラマの一番要ですが、本も、人生を変えるような本に出会うこともあります。

今読んでいる内田樹さんの「困難な成熟」(夜間飛行刊)は、少年少女青年にむけて、わかりやすく面白く生きることを教えてくれる本でした。
何が一番琴線に触れたかというと、私が思っていることの裏付けしてくれているような本だったからです。
「人はみんな違うんだよ」とか「想像力が必要だよ」とか「お金だけで働くんじゃないよ」とか「どうして私たちはこんな頭が悪いのか」とか・・・etcetc。

秋です。電車の中でのスマホをやめて、本を読んでみませんか。はるかに深い時間を得られるような気がします。想像力が広がります。

そうそう、センターからすぐの根津美術館では、12月23日まで「物語をえがく」王朝文学からお伽草子まで、物語の絵巻物や屏風絵を展示しています。昔の物語に触れるのも一興。

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