子どもからお年寄りまで、すべての人にシナリオの力を!
あなたの毎日に役立つシナリオの活用例がここにあります。
こんなプロデューサー、ディレクターとの本打ちは嫌だ!
というのを、やんわりと何人かの出身ライターの方に聞いたことがあります。すると、共通点があることに気づきました。みなさん、気づきますか?
第1位 「なんか、イマイチなんだよね」
何がイマイチで、なぜイマイチと感じるのか、まったくわからないので意図を組むことすらできない。
「なるほど」と言ったきり、二の句が継げない。
第2位 「ここ、面白くならない?」
面白くはしたいけど、なぜこのシーンなのか、「面白い」というのはどういう意味なのか、具体的に言ってもらえないと直しの方向がつかめない。
「そうですよね」と言ったきり、頭の中が真っ白になる。
第3位 「あの映画の、あのシーンみたいなの入れられない?」
きっと入れられるけど、ただ、なぜそのシーンをここに入れたいのか教えてほしい。
「あぁ~」と言ったきり、遠い目になる。
第4位 「ここのシーンは、こういう風にしようよ」
たとえば~と例を挙げてくれるので、わかりやすいけど、なぜ、そういうシーンにしたいのか教えてほしい。
「いいですね~」と言ったきり、それ以外じゃダメなのかなと顔色が気になる。
「ライターの方が気にしているのは、「そこを直そうと、なぜ言うのか?」という根拠です。ここがずれてしまうと、いい直しができないからです。
ここ最近では、「なぜならね・・・」というのを、伝えられるようになりたいといことで、恋愛アプリの制作会社からディレクション力を上げるための特別研修をお願いされることが多くなりました。
シナリオの技術に型があるように、ディレクションにも型があります。ドラマの型(基礎技術の理解)がなければ、型なしになって1~4位のセリフを使ってしまいます。
スマホが普及し、ユーザーの層がオタクから一般のOLさんまで幅広くなったことで、より高いレベルのシナリオが要求されるようになったゲームシナリオ。
ディレクション力が上がれば、シナリオのクオリティも上がるし、直しの回数も減ります。ということは、効率がぐんっと上がります。それだけでも研修の費用対効果は抜群です。
ディレクションの型を理解するのは、3時間ほどの研修と日々の実践で必ず身につきます。今日も、午後いちで恋愛アプリの制作会社さんで研修をしてきます。ディレクターさんのディレクション力を上げられれば、巡り巡ってライターズバンクに登録している受講生の皆さんも、仕事がしやすくなりますから!
なぜか研修の日に雨が多い、雨男のシナリオ・センターの新井でした。
雨のなか、恵比寿まで行ってきます。
ディレクション力を上げる研修について詳しく知りたい方は、新井かライターズバンクの大塚までお問い合わせください。
シナリオ・センターでは、日本中の想像力と創造力を豊かにしていく「一億人のシナリオ。」プロジェクトを様々な機関で実施しています。どんなことができるの?という方、お気軽にお問合せください。詳しくはこちらから。
シナリオ・センター代表 小林幸恵 著 BookBeyond http://bit.ly/Ue2KM7 |