子どもからお年寄りまで、すべての人にシナリオの力を!
あなたの毎日に役立つシナリオの活用例がここにあります。
福岡から羽田に着きました。
そして明日は、母校でもある番町小学校でのキッズシナリオ出前授業です。朝、早い。帰りは遅い。寝坊しないか不安でたまらないシナリオ・センターの新井です。
10日、11日と大手住宅メーカーの営業担当者向けの研修でした。頭を切替て、明日は小学校です。いや~大変です。
「大変です」と、大変ぶりたいところですが、これがちっとも大変じゃないんです。なぜなら、私が優秀だから!ではなく、基本的に同じだから!です。
小学生と営業担当者が同じ?と思うかもしれませんが、シナリオの発想と技術をお教えするうえでは、基本的には変わりません。何のためにやるか、どう伝えるか、だけが変わります。
そう、シナリオは何も変わりません。
日曜日の夕方にテレビをつけたら、「笑点」がやっているように、「ちびまる子ちゃん」がやっているように、そして「サザエさん」がやっているように。
なぜ変わらないかというと、シナリオの基本は想像だからです。
営業担当者であれば、お客様の気持ちを想像できるように、小学生であれば、友達の気持ちを想像できるようになります。
でも、それが難しそう…と思うかもしれません。
確かに、プロレベルのシナリオを書くのは簡単ではありません。でも、シナリオの発想は誰にでもできます。だって、頭の中で映像を思い浮かべるだけですから。
例えば、誰かにお土産を買っていくとします。
その時に、何にしようかな、どれにしようかな、と考えながら、お土産を買っていく相手の顔を思い浮かべています。ね、映像です。
「そういうこないだ、『博多とおりもん』が食べたいって言ってたな」
相手が「食べたい」と話していた時のことを思い浮かべています。ほら、映像です。
「これ買ったら、どんな風に喜びそうかな?」
相手にあげたときのことを思い浮かべています。はい、映像です。
お土産も、プレゼントも、例えば一緒に行くランチの場所も…その時のシーンが映像で浮かばないと「いまいちピンとこないな」となります。「もっと、いいところないかな」となります。
相手が喜ぶ表情、自分が楽しんでいる雰囲気が映像で浮かばないと、人は行動しないのです。それを、物語の力と言ってもいいかもしれません。
博多土産に、シナリオ・センターには『博多通りもん』。なんとなく、無表情な中川さんが「ありがと~ございま~す」と言って受けとてくれる映像が浮かんだのです。実家には、明太子。これは、買ってこいと言われたから。ついでに自宅にも明太子。これは奥さんが喜ぶ顔が思い浮かぶから。
そんな風に相手の顔を思い浮かべながら生きていく。それがシナリオの力です。小学生から大人まで、誰にでも必要ですよね。シナリオ・センターの新井でした。
シナリオ・センターでは、日本中の想像力と創造力を豊かにしていく「一億人のシナリオ。」プロジェクトを様々な機関で実施しています。小学校の出前授業ってうちでもやってくれるの?という方、お気軽にお問合せください。詳しくはこちらから。
シナリオ・センター代表 小林幸恵 著 BookBeyond http://bit.ly/Ue2KM7 |