シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。12月14日、赤穂浪士は、吉良邸に討ち入ります。
12月定番の忠臣蔵。先頭には陣太鼓を片手に大石内蔵介、雪道を粛々と歩く四十七士の面々。歌舞伎でも映画でも絵になるところですが、今年も雪は降らなさそう。暖冬は物語も台無しにしちゃう。(笑)
来春のシナリオ作家養成講座のワークショップをやらせていただいています。久々のワークショップ担当なのでドキドキしちゃいましたが、皆さん楽しく過ごしていただけたようで、来年もみなさんとご一緒に学べることになりました。とてもうれしいです。
シナリオの基本は、創作なら何でも応用が効きます。センターでお教えするのは、大きく言うと伝え方の技術だからです。
12月は、シナリオではなくお芝居のお知らせもたくさんいただきました。
明日から、「ごくせん」や「花咲舞がだまっていない」などの脚本家江頭美智留さん主催の劇団クロックガールの公演が行われます。
「スタッフ・ロール」(脚本:江頭美智留)
12月15日から20日 劇場MOMO(JR中野駅下車)
なんとお話は、打ち切りが決まった連ドラの最終回の脚本打ち合わせが行われているスタッフルームが舞台。
次々に起こるアクシデントのため、次々に変える羽目になる脚本。脚本に合わせて、撮影準備の変更に右往左往するAP、AD達。
ついに、脚本家がブチ切れて降板!はたして無事に最終回は迎えられるのか・・・。
いやいや、怖い怖い、もう想像できすぎて怖い。(笑) ゼッタイに観に行きたいでしょ。
余りに身近かすぎて、どのようにおすすめすればいいのか(笑) 「あるある」がごまんと出てくるのではと期待?不安?
本打ちの後に、疲れきった顔でストレス解消においでになる出身ライターの方はたくさんいらっしゃいます。出身ライターのみなさん、遠慮なくシナリオ・センターにストレスを置いて帰ってください。小林が食べちゃいますから。(笑)
脚本家志望の方は、しっかり観ておきましょう。
あなたが本打ちの時の対処法の参考に。
朗読劇もあります。「朗読劇 カヴォラータ」 4本の朗読劇が上演されます。 12月18日から20日、小劇場てあとるらぽう(西武池袋線東長崎下車)
出身ライターの山本洋介さんが総合演出、プロデュース、脚本を担当されます。出身ライターの「アンパンマン」などを書かれている神沢ミホさんが1本脚本担当されています。
今年最後になるでしょうか。 12月29日「Hillsde怪談」サントリーホール
こちらは、出身ライターSijaさんの「四谷de怪談」の再演ですが、その名も「Hills de 怪談」となります。
こちらは、声優堀江一真さんと和楽器奏者田中奈央一さんによる音楽劇ユニット声劇和楽団が日本古来の美しい物語を劇的に綴ります。
「雪女」「耳なし芳一」など日本を代表する怪談話をSijaさんが儚くも美しい劇的なストーリーに仕上げました。
冬に怪談をHillsサントリーホールで聴く。最高におしゃれな年越しになりそうですね。
今年もあとわずか、寸暇を惜しんで動きましょう。来年に繋げるために。