シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。今年は、色々なイベントを行い、バタバタと過ごしました。来週23日の「新井賞授賞式」で、すべての今年のイベントは終わり、来年に向います。
23日は、小説家志望の方にも楽しんでいただけるようにと、今年の春からご無理をお願いして、小説家浅田次郎さんにスペシャルゲストとしておいでいただけることになりました。
あらゆるジャンルに精通されて、喜劇から時代物まで書かれている浅田次郎さんからの話しは、創作する者にとってゼッタイにプラスになるお話になることでしょう。
小説家志望の方はこの機会にぜひご聴講くださいね。
それになによりのお楽しみは、5人の審査員の皆さんのパネルディスカッション。審査と同じで、それぞれ考え方も視点も違われます。
そんな三木さんはじめ5人の審査員の方々が、どんなお話をされるか、毎回この展開の面白さに、司会でありながら、聞き惚れてしまっている私ですが、今回は、司会はパスさせていただいたので、ゆっくりと皆さんと一緒に聞かせていだこうと、本当に楽しみで、今からわくわくしています。
なにが皆さんにとって刺激になり、知ってほしいことかというと、脚本家としての佇まいの違いなんですね。
ものを書く基本は一緒なのですが、見せ方の違いは、その方のものの見方、視点によって変わり、違いがうまれるのかと、きっと感じられることでしょう。
この違いを知ることが、ものを書く者、創作する者にとって一番大事なところです。
創作するには、頭の中のイメージだけでは書けません。
想像力はもちろんですが、そこに自分自身の考え方、想い方、経験、生き方、育ち方、勉強内容などなどを駆使して書くわけです。
どれだけの引き出しを持っているのか、自分の生き方考え方を持っているのかが、作家として一番大事なことだと思います。
ジェームス三木さん、柏原寛司さん、清水有生さん、岡田惠和さん、森治美さん、そして浅田次郎さんから、いいものをいっぱい盗んでください。
今年最後の大泥棒になって、来年の創作活動に活かしましょう!
23日は、天皇誕生日で休日ですが、2015年最後の休日を2016年につなげるためのあなたの日にしてください。
永田町の星陵会館でお待ちしています。