シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。四谷土手の桜は、もはや満開。
29日からの千代田桜祭も繰り上げ支度で、大騒ぎです。
お花見時期、桜の千代田区はトイレのない土手に仮設トイレとゴミ箱を作り、場所によってはライトアップします。この費用は、千代田区民の血税です。なので、区民に怒られないように、朝早くからお掃除もゴミ処理に区は精力を費やします。心してお花見をしてください。(一区民より)
桜って、なぜか心が和みますね。日本、富士山、桜なんでしょうね。
わざわざ花見に行かなくても、毎日桜を堪能できる場所に住んでいることに感謝です。センターの真裏にも港区が保護している大きな桜があります。
所長の後藤は、この桜を見るために遠回りして、シナリオ・センターにきます。
桜の季節は、歩き方も変ります。
春分の日に、鎌倉へ、元センターの講師をお見舞いにいきました。
85歳になられたN講師は、お独り身なので、鎌倉の介護老人ホームにいらっしゃいます。リュウマチで手もほとんど縮こまったまま、足腰もご不自由で車椅子生活を余儀なくされています。
おやめになって久しいのですが、シナリオ・センター創設以来からのお付き合いですので、後藤所長と横浜校のA講師と3人でお伺いするのが定番です。
いつも有難いと思うのは、常にシナリオ・センターの講師であることを誇りにしてくださっていて、もう手も動かせない状態でありながら、今でもシナリオのことを考えていらっしゃるのです。
こういう時間を共有するたびに、創作というのは、素晴らしいことだと実感します。
想像は、創造は、手が動かなくても、身体がご不自由になられても、どこにいてもできる、いつでもできる。そして、それが心の支えになる。
創作は、難しいと考えられる方も多いのですが、ちょっと自分の頭の中に心の中に、イメージしたことを形にするだけ・・・と思ったら、なにも難しくないですよね。
どなたにでも、想像する力はあります。その力を広げるお手伝いをするのがシナリオ・センターのお仕事。
鎌倉にお伺いするたびに、自分がやっていることが、案外いいことなんだ(笑)って思えて幸せな気持ちになります。ありがたいことです。
昨日は代休をいただき、ゆっくり休みました。
久々に、何年ぶりかで大好きな神田のお蕎麦屋さん「まつや」にいきました。
美味しいおそばをたっぷり大盛で(これが肥満の原因ですが・・・(笑))いただき、腹ごなしに、温かな日差しに誘われて、神田の本屋をのぞきながらプラプラ歩きました。
古本屋歩きは、幼い時日曜日というと父に連れられて歩いたものです。
なんでこんな汚い本ばかり、父親は買うんだろう、もっときれいな本を買えばいいのに・・・と思ったものです。
それも懐かしく、シナリオや演劇の本を主においている矢口書店などをのぞきました。
なんだか、休日でもズル休みしていても、シナリオから片時も離れていない自分を見つけて、ちょっと苦笑いのお休みでした。