シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。急に冷たい冬になりました。10度を切ったとか。株価も下落止まらず、イスタンブールで爆発とか・・・あちらこちらで、体も心も寒いことばかりです。
景気も下降気味のようですが、ここでは景気よく4冊もの本のご紹介をさせていただきます。
本当に皆さん、よく書いてくださるので、紹介も随分とさせていただきました。
最近では、自分で買った本は、本棚に積み重なるばかりで、皆さんが書かれた本を読むだけで精いっぱいの日々、嬉しいけれど、ちょっとゆっくりさせてほしいと思うほど。(笑)でもでも、嬉しい!
シナリオにとどまらず、小説にも活躍していただけるのは、基本の力があったればこそ。
「シナリオを書いている人は、キャラクターが魅力的で面白い」と、色々な編集者の方からお褒めをいただいています。イエー!!
なんだって、基本が大事です。
小学館ジュニア文庫から愛があふれてとまらないすてきなお話がシリーズ化されています。
「キミは宙のすべて~宙いっぱいの愛をこめて~」新倉なつきさん。このお話は「ちゃお」の大人気純愛コミックのノベライズ第4弾なのですが、小説だけのオリジナルストーリーです。
高校生同士の結婚、主人公の莉花はおばあ様の会社の跡取りとしての修業をしている、相手の星夜君は、テニスの王子様という夢のような設定ですが、新倉さんのうまさはディテール。 夢のような設定なのに、ちゃんと人間としての葛藤を細かく描いているので、胸キュンにさせてくれるのです。
まったく違うジャンルですが「ドラゴンズ背番号物語」(中日新聞社刊)
中日スポーツ・東京中日スポーツの記者の鶴田真也さんが、紙上で連載されているものが一冊の本になりました。 背番号紡ぎだす23の極上物語です。
背番号ってすごく重いものなんだなって、この本を読ませていただいて知りました。私は、中日はよく知りません(すみません、ヤクルトファンです)が、ラノべとまた違った意味で、それぞれの選手の歴史と気持ちが詰まっている胸キュンの本です。
中日ドラゴンズ検定ってあるのだそうで、受験者は必読だそうです。
ミステリー謎解きです。
ひとつは新たなジャンルとしてうまれた動物ミステリー「志信さんと僕の謎解きペットショップ~女王の告解~」(TO文庫刊)。 前にもご紹介しましたが、好評でシリーズ化になりました。
人間嫌いの大金持ちの志信さんとお人よしのペットショップのアルバイトの泉君が活躍する動物探偵。今回は、人間嫌いの原因、志信さんを捨てた母との再会に、泉君が活躍します。動物への愛がいっぱいの心温まるミステリーです。
切り口が新鮮です。「医大生には真実がある」(コスミック文庫α刊)亜坂たかみさん。 ちょっと変わった3人組、ギリギリで医学部へ入った直也とトップクラスの桐生君、化学実験マニアの菜々美の3人が探偵サークールMMCを創り、医大の中で起こった事件を解決していきます。 医大が舞台で、医学生という設定が活かされたおしゃれで新鮮な探偵ものです。
それぞれ面白く拝読させていただきました。
さて、次はどなたの本を読ませていただけるのでしょう。
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