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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

シナリオS1グランプリ

シナリオ・センター代表の小林です。蓼科に住んでいる友人から、朝「マイナス16度だよ」というメールが来ました。沖縄も雪が降るし、日本列島凍りついていますね。暖冬は去年までのことだったんだぁ???。

20160126a

昨日は、シナリオS1グランプリ授賞式&公開講座でした。寒い中、たくさんの方が聴講されて、新春から皆さんの意気込みが感じられました。
今回は5人の方が受賞されました。おめでとうございます。

準グランプリ「妻が殺される」土橋明さん(通信作家集団)
佳作「私じゃない人の子供」足立聡さん(研修科)
佳作「お腰につけた稲荷寿司」義井優さん(研修科)
奨励賞「幸せのVサイン」吉田宙馬さん(元本科)
奨励賞「ネトネトネノアイダノネ」猪又郁夫さん(一の会)
奨励賞「その踊りの始まり」土橋明さん(通信作家集団)

今回は、珍しいことがふたつありました。
ひとつはシナリオS1グランプリ史上初めて、W受賞がありました。
準グランプリを獲られた土橋明さん、映画用で奨励賞もとられました。
W受賞、おめでとう!!
奨励賞は時代劇で。交換殺人と時代劇、すごいパワーですね。 (笑)
ですが、土橋さん、今までS1に20回ほど挑戦されていて、2次止まり、最終に残ったのは1度だけだったそうです。
まさに、土橋さんは書き続ければ、ちゃんと結果が出るのだということを証明してくださいました。
聴講していらした皆さんも勇気をもらいましたよね。 

もうひとつは、奨励賞のお三方の作品とも映画用の2時間だったということ。
これも初めてのことです。
ほとんどのコンクールが1時間ものなので、圧倒的に1時間ものの応募が多いという理由もひとつはあるのですが、映画用(2時間)はなんといっても力がいるので、書ききれる人が少ないのですね。
どうしても2時間を持たせられない、尻つぼみになってしまうことが多いようです。最後まで視聴者を引っ張っていくことはとても難しいものです。
ですが、今回は3作品も。この6作すべて僅差だったというのもうなずけます。

奨励賞の猪又さんが、受賞の弁で「今まで自分が好きなように書いてきたけれど、シナリオ教室で後藤先生が、座元に深切、役者に深切、お客に深切という世阿弥の三大深切のことを書かれていて、そこに注意して書いた」とおっしゃっていました。

自分の書きたいものを書くのですが、それをどれだけたくさんの人が楽しんでもらえるように書けるかどうかがアマとプロの違いです。
伝えること、見せること。シナリオ・センターがお教えしているシナリオの基礎技術はこれ!
次回シナリオS1グランプリの締切は3月22日20:30必着。
しっかりと伝える技術を使って、トライしてください。

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