シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。今日は、昨日お話しさせていただいた「十字架」を観に行こうと思っています。
この「公平」という言葉、難しいですよね。
誰にとって公平なのかということで、誰にとっても公平などということはありえないことですから、「公平じゃない」と権力者が思えばそれだけのことになりかねないわけで・・・。
ものごとには一面しかないことはなく、色々な面があるわけですね。ですが、一面しか見えない、または見ない人が多くなっているような気がしてなりません。
コップひとつを見たって、上からみれば丸いけれど、横から見たら長方形、水をいれるのか、花を入れるのか、何を入れるかで使い方も違ってくる・・・色々な局面を持っているから、同じようにみているとは限りません。
そこに創作の余地が、想像力の広がりがあるのです。
だからこそ、各々が自分で見聞きし、考え、表現していくことが大事になります。
表現するには、ちょっとしたコツがあります。
まず、自分の頭で考えるわけですけれど、すぐに表現しては、人には伝わらなかったり、誤解を受けたりします。
アクションを起こすときには、必ず受け手のリアクションを考えてから、どういうアクションを起こすことがいいのか、そのときどんなリアクションなるのかを想定することです。
他人に伝えるときは、他人(リアクション)を考えるのです。だって、誰もが私以外は私ではないのですから。
シナリオはこうして作っていきます。
シナリオを書いていると、俯瞰でものを見る癖がつきます。お試しあれ。