シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。珍しく風邪を引いてしまいました。といっても喉が痛いだけで、そのせいかちょっと咳が出始めたかな・・・という感じくらいなのですが、所長の後藤は声が出なくなりお休み。二人で同じ風邪を引いた?仲がいいのかなあなどとしみじみ思っています。(笑)
日本脚本家連盟が創立50周年を迎えられます。
放送、映画、舞台などの脚本を執筆している作家の社会生活を擁護し、その経済的地位の向上を図ろうと1966年位創設された協同組合で、1500名を超える脚本家が参加しています。
センターの出身ライターの方々も、たくさん著作権やトラブルから守っていただいています。
創立50周年を記念して「日本脚本家連盟創立50周年記念公開シンポジウム」を3月26日土曜日に行われるそうです。
できれば、私もお伺いしたいなと思っていますが、次の日が説明会なので、どうなるか悩ましいところです。
私がお聞きしたいというだけでなく、プロもアマも脚本に関係している方であれば、お聞きになるとよいプログラムだと思うからです。
脚本家を目指すみなさん、一緒に聴きにいきましょう。
休憩をはさんで、1部と2部に分かれています。
1部は「これからのドラマを語る」 NHK朝ドラでもおなじみの脚本家大石静さん、中園ミホさん、羽原大介さん、尾崎将也さんが女優熊谷真実さんとともに、ドラマのおかれた現状や今後の可能性について、ざっくばらんの語り合います。
2部は「脚本が危ない~原作と脚本の幸せな関係とは?~」
原作と脚本、その似て非なるもの、近くて遠く、遠く近い。それがゆえに、ややもすれば不幸な軋轢を生じがちの近年の現状を踏まえ、この際、小説家、出版社、映像制作者、そして脚本家が直接本音をぶつけ合い、原作と脚本の理想的な関係のありかたについて探っていきます。
パネリストは、作家でペンクラブ会長浅田次郎さん、テレビ朝日ゼネラルプロデューサー内山聖子さん、演出家・プロデューサーの杉田成道さん、講談社の鈴木宣幸編集総務局長、脚本家十川誠志さん、林宏司さんという豪華メンバーに、司会を理事長の中島丈博さん、常務理事の金谷祐子さんがなさるそうです。
原作ものの多い近年、原作との折り合いもさることながら、オリジナルを書ける体制になってもらいたいと常日頃から思っています。
テレビドラマが低迷の近年、「シナリオありき」と言われながら、ないがしろにされがちなシナリオ、シナリオの大切さを訴えて欲しいと思います。
脚本家の名前が大きく扱われないのは、本当に「シナリオありき」と思われていないからだと思うのはうがち過ぎでしょうか。
公開シンポジウムは、3月26日土曜日13:30~17:00
イイノホール(地下鉄霞ヶ関下車)定員400名先着順 入場無料です。
参加希望の方は、3月14日までに日本脚本家連盟ホームページより事前申し込みをしてください。