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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

経済は文化の僕

シナリオ・センター代表の小林です。バレンタインデーも滞りなく過ぎ、義理チョコ以外あげるところもない私はなんの感慨もないまま・・・。天井までチョコレートが飛び散り、母に怒られながら、好きな人を想い、手作りチョコレートを必死に作ったあのけなげな気持ちは今はどこにあるのでしょう。図太くなって・・・あの頃の気持ちに戻りたい。 (笑)

事務局でも風邪が猛威をふるっています。
小さなお孫さんのインフルエンザから始まって、家族全員ダウンのK家。元気なのは柴犬のみです。
受験生を抱えているI家、お父さんがインフルエンザ発症したため、ホテルに避難。一人ホテルのお部屋でインフルエンザと戦っているとか。親の愛を感じてウルウルしちゃいます。
頑張れ!受験生。お父さんの愛が勝ちますように。
後藤所長も声がでず、今日でてきたもののやることやって早退。
私は土日ひたすらひたすら寝まくって、ひたすら食べまくって、なんとか持ちこたえました。(笑)
今日は大嫌いなマスクをして、他の人にうつさないようにしています。
昨日一昨日の暖かさから一転して今日の肌寒さ。そんな気温の変化は、身体に堪えますよね。みなさん、くれぐれもお気をつけください。

 神田祭

新聞を読んでいたら、サザンや私の大好きな福山雅治様など多くのアーティストをマネージメントしているアミューズの会長大里洋吉さんが、文化の力を炸裂させようと語っていらっしゃいました。
「経済は文化の僕(しもべ)」というベネッセホールディングの福武總一郎さんの言葉を引き合いに、「経済優先で葬ってきた文化こそ、人として国として大切にするべきだという考え方に共感します。目に見える<物=経済>の時代を過ぎて、日本は深い文化を提供する国をめざす、そのように世界へ伝えたいじゃありませんか」と。

「経済は文化の僕(しもべ)」本当にそう思います。日本が今ひどく胡散臭いのは、文化が香らないからだと思うのです。
歯舞が読めないことは無知、文化以前の問題ですが、文化に目を向けられない人は、考えが広がらない、狭い範囲でしか見ることができません。
自分の狭い範疇でしか話せないから、伝わらないし、共感を呼べないのです。
何故なら、文化は精神ですから、精神があって、はじめてお金という道具を動かすことができるのです。
その精神なくして、やみくもに道具を動かすとどうなるでしょう。道具だけが独り歩きして、今の日本のように胡散臭い世の中になるんです。
目先のことしか考えられないということは、生きるということの本質を忘れているからではないでしょうか。

日本中の人が「経済は文化の僕(しもべ)」ということをしっかりと理解したら、もっと成熟した日本になると思うのですが。

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