シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。71年前の今日、東京は火の海でした。
東京大空襲・・・亡くなられた出身ライター中園健司さんが、最後に描かれた「東京が戦場になった日」。東京大空襲で活躍し、犠牲になった年少消防官たちの本当のお話をドラマにしたもの。
海外では高い評価を受けましたが、日本人の心に残らないのはなぜでしょうか。
明日は東日本大震災から5年目・・・何も終わっていないものをさも終わったようにしてしまうお上の姿勢を、私たちは常にアンテナを張り巡らして、見続けて行く必要があります。
最近またムラムラと腹立つことが多くなってきました。
多勢に無勢をよいことにして、お上と国民との乖離は甚だしく、「日本死ね!」と叫びたくなっちゃったお母さんのいらだち、痛いほどわかります。
私自身、二人の子供を保育園と両親に助けられながら、仕事をしてきた人間ですから、汚い言葉を叫びたくなるほどの腹立たしさは、身につまされます。
平沢議員や他の議員のあまりにも人もなげなヤジにも、安倍さんの誰が?答弁にも負けず、国会へのデモから、ママたちが「あの声は私です」と2万8000人ものママたちの署名をとり、厚生労働大臣に突きつけた行動力に拍手を送ります。
安保法制のときもそうですが、若いママたちは素晴らしい!力強い! こうしたママたちにこそ、社会を動かしてほしい。いつまでも嘘ばっかりつくお上たちになんて任せていてはいけません。
女性も一生の仕事を持っているべきだと私は思って今日まで生きてきました。
私は、幸いに素晴らしい保育園と保母さんたちに恵まれ、父や母に支えられ、会社や同僚、友人と助け合いながら、途切れることなく仕事をし、子育てもできました。
ですが、周りに助けてくれる人もいない社会状況で、子育てをしながら仕事を続けていくことは大変です。
昨今は、周りを味方につけるには、あまりに閉ざされた社会になり過ぎている気がします。もっとみんながやさしくならなくては。
そこを変えていくことが必要なのですが、一番問題なのは、汚いヤジを飛ばしてしまう男の本質でしょうか。
一億総活躍とか口では言っても、心のどこかで、男の本能(?)でしょうかDNA(?)でしょうか、本音は、女は家庭を守り、子育てをするものだと思っているのですね、ほとんどの男性、特におじさんは。
私は、息子が結婚するときに、二人を前に、子供を産むのは、今のところ女性にしかできないけれど、それ以外の家事も仕事も全部男性も女性も同じにできる、家事はフィフティフィフティでやれる家庭を作ってほしいと話しました。
女性が男性と同じように働くことは並大抵のことではありません。
保育園に入れても、熱を出したり怪我したりして呼び出されるのは母親です。父親ではありません。わずか親を呼び出すことだけでも旧態依然の考え方生き方が残っているのです。
叫びをあげた次は、ひとつひとつ、子育てをしながら夫婦が共に働くには、何が必要かということ、男女ともに、また企業も、ちゃんと先を見据えて、知恵を出し合っていかなくてはと思います。
今日明日は、想いが色々こみあげて、きっと私は色々色々言いたい日になりそうです。(笑)ご容赦くださいね。