シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。朝から、税理士の先生から決算報告を受けていました。46年たっても、なかなか黒字にならない会社ですが、自転車操業は慣れているので、今期も笑い飛ばしておりますが・・・。
ともかく、46年目も、センターに集う方々が楽しくシナリオを書き続けられるように、足が止まらないように頑張ります。
若干、息切れてはいますが、事務局は30代が頑張ってくれているので、私が倒れてもご安心ください。(笑)
センターがこういうタイプではないせいでしょうか。やけに気になるのですが、「儲からない」となんでも切ってしまう傾向が強くなってきたように感じます。 どなたか学者さんがおっしゃっていましたけれど、社会が経済を動かすのではなく、最近は経済が社会を動かしているのだそうで・・・なんでも「金」「金」・・・豊かの本質を取り違えているような気がします。
あべ美佳さん脚本の映画「いしゃ先生」は、東北の無医村で、一人頑張った女医さんのお話ですが、いまだに無医村ってあるんですよね。 むしろ無医町、無医市が増える傾向なのだそうです。
患者が多くても、老人ばかりで採算割れとか、産科が無くなったとか、看護師、医者が足りない、ベッドが足りないとか・・・原因はいろいろあるらしいですが、命を預かる仕事や場所がなくなるなんておかしいですよね。 聖火台もない競技場を建てるよりお金を出すべきところだと思うのです。
「いしゃ先生」が関西の私立中学の入学試験の問題につかわれたそうです。
どんな問題か知りませんが、命を大切にしてきた女医さんの想いを、中学生になる子供たちが試験問題としてではなく、心にとめてくれたら嬉しいですね。
「いしゃ先生」福岡でも上映が決まりました。
東京始め、宮城、岩手、茨城、栃木、大阪など全国で上映してきていますが、九州にも来ましたよ。
九州の皆さん、是非とも観てください。 5月7日から、福岡中洲大洋映画劇場です。
そうそう「いしゃ先生」電子書籍にもなったそうです。どんどん広がっていくのは嬉しいですね。
あべさんは、監督もされて、今回短編映画「キッチン」を撮られたそうです。 4月17・18日の両日、21:00~22:40 新宿ケイズシネマで上映されるそうです。こちらもあべさんの心意気をみてください。
命を大切にみつめていける世の中でありたいです。