シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。昨日は代休をいただきました。説明会などが日曜日にあったり、大阪へ行ったりとかで2週間ほど休みなく働いたので、疲れ切っているはずなのですが、休んだら疲れちゃって。(笑)いやだいやだ、この歳になってもまだワーカーホリックなのか・・・。
明日は、127期シナリオ作家養成講座開講の1週間前になります。
最後の説明会、もろそのままです(笑)が「直前説明会」を1時半から行います。
よろしかったら、表参道散策がてら、おいでになりませんか。お茶とお菓子もご用意しています。
直前説明会では、「シナリオって、私にも簡単に書けるんだ!」ということを実感していただきたいと思います。
「簡単に書ける」というと、プロの脚本家に怒られそうですが、「シナリオを書く」という作業は、誰でもできるんです。
私は、小学生にお教えしていますが、15分教えたらみんな、作文が書けない子供ですら楽しく書いてくれます。本当に楽しそうに。
それは、誰でもが書けるように映像表現の技術「シナリオの基礎技術」をお教えするからです。
本格的にシナリオを書きたい方も、小学生もここまでは一緒です。
小学生と違うのは、表現することが楽しいで終わるのではなく、それをたくさんの人々に伝えることが肝要になります。
そのための技術を、1段ずつ階段を昇る様に、ひとつひとつ身に付けられるカリキュラムで、修了までにきちんと身につけていただきます。
でも、座学だけでは、知識であって技術になりません。
では、なぜシナリオ・センターなら、技術として落とし込めるのか。
それは、毎週講義に沿ってでる課題を、教わった技術を駆使してシナリオ書いてもらい、毎回添削するというどこの学校でもできないことをやっているからに他なりません。
シナリオ・センターのお教えしていることは技術です。作者の感性を引き出すための技術です。
感性は一人一人違いますから、それについてはなにも言いません。
作者の想いを、どのような形にすれば伝えられるかということをお教えしているのです。
ですから「ハッピーエンドじゃなきゃいけない」とか「社会性がないからだめ」だとか「こんなものくだらない」「軽い」とかは言いませんし、もちろん添削もしません。「これじゃあ甘い」とか「弱い」とかなどの抽象的表現は、ただの感想でしかないからです。
創作は、その人しか生み出せないものです。
しかも正解もないものに誰がダメだしなどできましょう。
どうすれば視聴者、観客に伝わるか、その方法を添削し、お教えしていきます。
シナリオ・センターは、一人一人に映像表現の技術を身につけていただく場所です。
毎週一人一人に向き合って、講義と添削の繰り返しで着実に力をつけてもらいます。
コンクールの9割を制覇し、業界一出身ライターを輩出できているのは、このシナリオの基礎技術あってのことです。
※写真の桜は、127期入学される受講生の方からのいただきました。