シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。今日は夏日とかで青空の上、確かに暑い東京です。
今日のミソ帳倶楽部、先週から上映の「殿、利息でござる!」の監督中村義洋監督がおいでくださいます。皆さんご覧になりましたか?
柏田講師の司会でお話をお聴きしていきます。楽しみにしてください。
映画と言えばジュブナイル脚本大賞の受賞作品が、21日から坂出市のイオンシネマ宇多津を皮切りに上映されます。
ジュブナイル脚本大賞とは、「地方のにぎわいを取り戻すのは子供だ」という観点から、ジュブナイル=少年少女の映画を創ろうと立ち上がったのが「ジュブナイル映画プロジェクト」で、この第1回のジュブナイル脚本大賞を受賞されたのが、本科の永井優唯さん。おめでとうございます。
長い前置きになりましたが、永井さんの作品「がらくた」は、香川県坂出市を舞台に、孤独で居場所のない少年少女の姿を描いています。
演じるのはジュブナイルスターオーディションに受かった5人の少年少女たち。色あせて壊れているけれど誰かにはとても大事だったがらくたのような青春を新鮮かつエネルギッシュに演じています。
また、まだ公開は決まっていませんが、出身監督の園田新監督・脚本の「リバースダイアリー」の試写が5月20日・29日とイオンシネマみらいで行われます。上映を心待ちにしてください。
新たな作品もですが、ラピュタ阿佐ヶ谷では「駅前大集合!」5月1日から6月25日まで連日、東宝映画のドル箱シリーズと言われた「駅前シリーズ」24作のうち8作を上映しています。
シナリオ・センター創始者新井一が関わったもので、この8本には、東京映画企画部長として、脚本としては名前は出していませんがすべて脚本家長瀬喜伴さんとともに書いたものです。
三谷幸喜さんにして「喜劇駅前シリーズ」を越えたいと言わしめた喜劇です。
森繁久彌さん、伴淳三郎さん、フランキー堺さんの3人に、三木のり平さんなど時の喜劇人たちが笑い、人情、お色気たっぷりに「駅前」ワールドを繰り広げます。
喜劇を書いてみたい人は必見。このばかばかしい面白さは病みつきになりますよ。(笑)
先週14日からは岡田惠和さん脚本の「世界から猫が消えたなら」も上映中。原作を越えた素晴らしい映画と評判です。
映像創作を志す人は、色々な映画をいっぱい見るといいですね。