シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。今日は、梅雨を忘れたように真夏の太陽が煌めいています。 今日から山王祭で、日曜日までは東京は晴れ。お天気でよかった!
雨の中でのお祭りは、肌寒い季節なだけに、なんとなくみすぼらしく見えてしまいますからね。(笑) お神輿って勇壮で派手なせいでしょうか、担ぎ手もなぜかカッコよく見えてしまいます。 でも、手ぬぐいの使い方ひとつ、半纏の着方ひとつ、粋を感じさせないとダメ。 子供の頃、頭(あたまじゃなくてかしらです)の粋な姿に、子供心にもほれぼれしたことを思いだします。
明日は、着物も着慣れない若者たちでも、江戸っ子らしく、粋に着こなして、ほれぼれさせてほしいものです。
山王祭りのお神輿の掛け声は「わっしょい!わっしょい!」だけだそうです。将軍様上覧の「天下祭り」、江戸っ子の意地を見せてくれます。
今年は天下祭400年。是非見に来てください。
今年の新井一シリーズは、昨年の「四の五の言わせて」に続いて、各階に張り出している「次の一手」。ご覧いただけていますか?
シナリオに「これを使うと味が出るよ!」という一手を毎月ご披露しています。
4月は、「セリフは嘘つき」これこそがドラマの神髄ですよね。
5月は、「シナリオはすべてシーンである」案外忘れられていて、シーンづくりよりストーリー作りばかりに走っている人が多いですからね。
6月の今月は、「雨を降らせろ」ドラマは晴れの日ばかりではありませんよね。雨といってもいろいろあります。篠突く雨から大嵐まで、ドラマチックに演出してくれるのです。
実は、サマーセミナーのテーマでもある「シーンづくり」は、シナリオ・センターの永遠のテーマでもあるのですね。
なぜなら、5月の一手「シナリオはすべてシーンである」からなんです。シーンをうまく作れるかどうかこそが映像表現の技術なんです。
じゃあ、シーンってなんでしょう。
「シーンはストーリーを構成する一番小さな単位であって、俳優を使いセットを使いロケ地を使う。画だけの描写です。」と新井は言っています。
「観客はシーンしか見ません。これが面白ければ面白いと言い、つまらなければつまらないと感じる。(略)だから芝居が必要なところでなくてはいけない。」とも。
そのために、①どこを持ってくるか(魅力ある納得する場所)②いつのことか、時間経過はどうするか③誰と誰がいるのか④天候・時間は⑤ストーリーの中のどこを切り取るのか⑥登場人物はどんな感情を持っているのか⑦前のシーンと登場人物はどう変わっているのか・・・を考えなくてはいけません。
では、どうやって?
サマーセミナーでは、その【見せる(魅せる)シーン】の描き方を徹底的にお教えします。
秋のコンクール、入選をめざして、夏こそ汗を流そう!