シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。函館で震度6の地震とか。日本中、どこにいても地震があるわけで・・・辞任だ、選挙だ、オリンピックなんて目先だけで騒いでいないで、国民のこと、日本中の安全をしっかりと考えて、原発止めて欲しい。災害対策をしてほしい。
命より大事なものはありません。お金より大事なものはない人たちには、そんな当たり前のこともわからないのでしょうかねぇ。やっぱり、下々は人にあらずなのか・・・。
今の日本のことを語り出すと止まらなくなる人たちが増えています。若者たちも頑張っていますしね、いいことです。
どんな形でも関心を持たなくてはいけません、自分の国ですから。選挙前の今こそ、とくに大事なことだと思います。
それぞれみんな考えも想いも違いますが、これからの日本がどういう日本でありたいかは、ちゃんと誰もが自分の目で耳で見聞きし、自分の頭で考えなければいけない問題だと思うのです。
考えるために想像力を駆使して、目の前のことだけではなく、広く遠くに想いを馳せたいものです。
イチロー選手が、ピート・ローズの記録を抜いて日米通算4257安打となりました。やっぱりイチローは違う!
大リーグだけの記録ではないからとかさまざまな冷たい見方もあるのですが、イチロー選手自身「そこが目標ではないから」とシャラッと受け流しちゃって・・・カッコいい。
記録は、もちろん素晴らしくすごいことですが、イチロー選手は長く一流野球選手でいられるように、野球人生を全うするために日夜努力されているのですね。
このお話を聞きして、コンクールのことを思いました。デビューするために、コンクールに入選するよう皆さんに頑張っていただいているのですが、目標はそこではありません。
シナリオ・センターの目標は、プロとして長く書き続けられる、活躍し続けられるシナリオライターを育てること。
ちょうど先ほどジェームス三木さんからお電話をいただいてお話ししましたが、81歳現役でシナリオの仕事は引きも切らず。私たちのお手本です。
米紙のニュースの中に、イチロー選手がヤンキースに在籍していた2014年、辛口コメントで有名なシャーマン記者が、練習するイチローの姿を偶然見たときのお話が載っていました。「45分間も、本塁に立って打席で素振りしてから全力でベースを走る練習をしていた。単打からの本塁生還、二塁打からの本塁生還、最後はランニングホームランで締めくくる走塁練習を一人黙々とこなすイチローの姿に感嘆したという。翌日イチローに練習の話を聞くと、『試合のあらゆる可能性に対応できるようにしておきたい』という答えが返ってきた。」という話です。
天才は、この練習を続けることができる人のことを指すのだと思います。
20枚シナリオをコツコツとどんな場面も描かるように練習を重ねていく・・・シナリオライターの道も同じです。シナリオ・センターはその練習をバックアップしているのです。
あなたも天才になれるのです。
サマーセミナーも、通常のゼミもコツコツこなしていく、人よりも多く書き続ける・・・。
あなたがシナリオ界のイチロー選手になるかどうかは、コツコツ書き続けるだけ。なにごとにも王道はないのです。