シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。今年もついに半分が終わってしまいました。アッという間に、夏がきて、サマーセミナー。サマーセミナーが終わったら、坂道を転げ落ちるように加速して大晦日まで行きそうで・・・。
「時間よ止まれ!」と叫びたい気持ちです。
今日は明治神宮に行って参りました。1年の後半が、すべての人にとって良い年になるように願ってきました。
6月30日は「夏越の大祓」の日です。
「大祓」というのは、人が知らず知らずのうちに犯した罪や過ち、心身の穢れを祓い清めるための神事です。「大祓」の「大」は「公」の意味で、個人だけの御祓いではなく日本国中の御祓いなのだそうです。
毎年6月と12月の末日(晦日)に全国の神社で行われます。
明治神宮では、第三鳥居横の祓舎で行われました。
初めての列席で、事務局の新井、田中、大塚が代表として私と4人で出かけました。
明治神宮には久しぶりでしたが、鳥居をくぐった瞬間に、目の前の原宿の喧騒とは全く違った空間が現れました。
東京のド真中というのに、神様の力はもとより木々のパワーでもあるのでしょうが、空気まで透き通って驚くほどの荘厳さに4人が思わず顔を見合わせたほど。
私は、心が疲れたときは、よく根津美術館にいくのですが、これからはゼッタイ明治神宮だなと。
2時から30分ほどの御祓いですが、これがすごい。
明治神宮の表参道(神宮の中の本物の参道ですよ(笑))を総勢50人ほどの神官が玉砂利の音を響かせながら行進していらっしゃいます。
祓舎に全員が入られ、祝詞があげられます。
「大祓詞」は、とても長い祝詞なのですが、前半は天孫降臨の話しで、日本を治めるまでのことと、人々が犯す罪や穢れの払い方が述べられ、後半は御祓いを行うとどのように罪、穢れが消滅するかを語っています。
冊子をくださったので受け売りですが・・・なんでも勉強になります。
大祓を終えて、明治神宮のパワースポット清正井へいきました。もう歩く道々のなんともいえない爽快感、思いっきり深呼吸。サイコーでした、明治神宮。
大学院で民俗学を学んでいるバイトのわかちゃんに教えてもらった厄払いのお菓子「水無月」をいただきました。
京都で生まれたお菓子ですが、夏越しの祓いに食べるものだそうで、台は氷を表した白い外郎、魔よけといわれている小豆を上にのせたきれいな和菓子です。
京都人じゃないのですが、「夏越しの祓いには水無月を食べる、いいじゃない!」とばかり、単に食べることが大好きな事務局一同、穢れない心で新茶と共に美味しくいただきました。