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「ドラマとは変化である」がわかるだけでも、PR動画は作れるようになる。

最近、SNSをボケーっと眺めていると、PR動画によく出会うシナリオ・センターの新井です。
みなさんも、目にしますよね?PR動画。なんでも、Google先生もFacebook先生も、あのおしゃれさんInstagram先輩も、商品やサービス紹介、ブランディングにPR動画を推しています。

じゃあ、PR動画は特別作るのが大変なのかというと、そんなことはないと思います。基本さえ、押えればね。ということで、様々なテレビCMやWEBでのPR動画を基に分析してみました。暇つぶしにYouTubeを観ていたわけではないんです。そして気づきましたよ!PR動画の作り方で、大切になるポイントに。

 

ポイントは、ドラマのあるなし、です。印象に残るPR映像には必ずドラマがあります。

ではドラマとは何か。突きつめるとドラマとは、変化です。シナリオ・センター創設者の新井一もそう言ってます。ライザップのCMなんて、変化を伝える最たるものです。

たとえば・・・よく見るテレビCMで考えてみましょう。

〇料理が下手だったお母さんが、その調味料を使って食事を作ると、子供たちがおいしいと言ってくれる。

・変化 下手→上手

 

〇旅行に行きたいなぁと思っていたOLが、貯めていたポイントを使って格安で南の島へ!

・変化 行きたいなぁ→行ける

 

〇ちょっとぽっちゃりしていた女の子に好きな人ができた。振り向いてほしいから、ダイエットを始める。スポーツジムに通うことでやせてきれいになり、相手との恋が始まる。

・変化 ぽっちゃり→スリム

 

〇小さな町工場だった会社が、徐々に社員も増え、様々な苦難を乗り越えながら、大きな会社へと成長する…。

・変化 町工業→大企業

 

〇笑顔で働く女性が、地域への貢献活動を通して、地域の人とも笑顔になり、社員と地域の人みんなと微笑みあう…

・変化 一人の笑顔→みんなの笑顔

 

では、どうやって変化を作ればいいのか・・・答えは簡単。テーマとアンチテーゼを整理すればいいんです。
起承転結の「転」でテーマを伝えるためには、「起」はテーマに対するアンチテーゼから始めます。シナリオの技術を使えば、問答無用で変化を作れます。

では、この変化を作るためには、何から考えればいいか?
シナリオ初心者の方は、どうしてもファーストシーンから考えがちですが、実は何を伝えたいかというテーマを明確にし、そのテーマをどんなシーンとして表現するか「転」のクライマックスから考えればいいのです。
クライマックスのシーンがイメージできれば、ではその反対となるファーストシーンはなんだろう?とイメージしていくことで、変化のあるPR動画を作ることができます。

これからPR動画を作りたい広報や人事の方は、ライバルとグングン差がつきます。シナリオ・センターの受講生は、仕事の幅が広がります。「ドラマとは変化である」をとことん利用してくださいね!

 

PR動画を作りたいという方向けに、『いきなり効果があがるPR動画の作り方』(言視舎 1,600円 )が、7月末日に発売。書店、言視舎の公式サイトの他、シナリオ・センターでもお買い求めいただけます。目次・著者紹介はこちらから 20160713b

過去記事一覧

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  • 日本中にシナリオを!
  • 背のびしてしゃれおつ