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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

サマーセミナーで全員が変わった

シナリオ・センター代表の小林です。今週の日曜日月曜日の連休をサマーセミナーで明け暮れました。朝10時から夜10時まで12時間、皆さん頑張りました。
今年は、シナリオハンティングがあったので、暑い中外にも出かけました。
1日目はわりと曇りで楽だったのですが、2日目は良いお天気で・・・究極の晴れ女としては申し訳ない限りでしたが、どなたも熱中症にもならず、無事に楽しく終えることができました。
参加者の皆様ご苦労様でした。今日はちょっと疲れ気味の私です。(笑)

シナリオコンクールの9割がたを制覇するという実力を持っていらっしゃるセンターの受講生の皆さんですが、全員ではありません。当たり前ですが(笑)
新井一は死ぬまで、全員をプロにするためにどうしたらよいかを考えていました。それは全員プロにできるという自負があったからです。
その新井の自負を形にしたいと講師一同いつも悩みながらも毎日励んでいます。
プロとして一番必要な力はなんでしょう。
新井は魅力的なシーンが描けるかだと言っています。
ストーリーや構成は、プロデューサーや監督と一緒に作ることができます。
ですが、それを具現化できるのはシナリオライター、脚本家だけなのですね。具現化するということは、映像として魅せるということです。
サマーセミナ優勝者サマーセミナー優勝者

今年のサマーセミナーは、イメージキャスト、シナリオハンティングとふだんのゼミや講座と違った課題をこなしていただきました。
それは、映像として魅力あるシーンを具現化するための力をつけていただくためのものでした。
ものの見事に、参加者の皆さんは全員レベルアップしました。
26年間サマーセミナーをやってきて、もちろん皆さん必ずレベルアップをされるのですが、今回のレベルアップの高さは26回中群を抜いたものでした。
100%の方が、1回目のゼミを経て、シナリオハンティングをして直しをしたことで、格段と素晴らしいシーンを描くことに成功したのです。

各日イメージキャストが5人いました。
最初に書いてきたものは、5人全員が出てきたり、5枚の中でストーリーを入れ込もうとしたりとまとまりの悪いものだったりしていたのですが、ペラ5枚というのはわずか2分ほどの時間です。
その中で何のシーンを描くのか、だとしたら何を中心にすればいいのか、誰が必要なのか、浅田の講義を受け、ゼミの仲間からアドバイスをもらって、皆さんよく考えて、書き直されました。
そして、シナリオハンティングにいらしたことで、ドラマを盛り上がる場所をみつけてきました。
暑い中、しっかりとシナリオハンティングをされたのですね。とても臨場感にあふれたものになりました。

講師全員が興奮しました。今年ほど如実にレベルアップをしたことはない、それも全員が・・・。嬉しい報告でした。こちらこそびっくりでした。
最後に、講義担当の浅田が、「これから書くときもシーンを描くということを忘れないでね、ストーリーに走らないでね」ともう一度念押しをしていましたが(笑)、大丈夫ですよね。まるまる12時間シナリオ漬けだったのですから。
本当に12時間お疲れ様でした。両日頑張った方もいらっしゃいます。頭が下がります。
この努力は実らないことはありません。これからも、頑張って書き続けてくださいね。

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