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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

表現の自由

  シナリオ・センター代表の小林です。東京は雨模様、ちょっと肌寒い。自然の力の恐ろしさを感じる今日この頃です。寒暖の差が激しかったり、豪雨だったり、地震だったり・・・。なのに、上に立つ連中は、自分のこととお金もうけのことしか考えていない。自然の前では、どんなに虚勢を張ってもちっぽけなもんなのに。

大橋巨泉さんがお亡くなりになりました。永六輔さん訃報のショックも冷めないうちに、わずか1週間後。一時代を築いたおふたりが去っていきました。
私たちの未来を危惧しながら。
おふたりとも『戦争反対』をあらゆる形でずーっと表明されてきた方々でした。
戦争の悲惨さを身を以て知っているからこそ、本当に本当に声を上げ続けてくださったのです。
もうおふたりの声はお聴きすることはできませんが、どうか天国から言論封鎖のないように、表現の自由が保たれるように、国民主権の社会でいられるように見守って、いえいえ強くオーラを送っていただければと思います。
テレビやラジオが、ちゃんと色々な声や意見をのせる勇気をもてるように、おふたりのオーラをマスコミの人々にふりまき続けていいただきたいと願っています。


創作にかかわる私たちは、どんな時でも表現の自由を守っていかなくてはなりませんね。
「みんな違ってみんないい」ということを、色々な人に伝えていけるのは創作の力ですから。
参議院選が終わって、東京は都知事選の真っ最中ですが、選挙の都度思うのはどなたのお話を聴いても、なんの具体策もないのですね。
具体策を言うと公約違反ばかりになるからでしょうが(笑)、公約違反にならない、できることだけを言って欲しい、やって欲しいと思うのは私だけでしょうか。
口先だけの人ばかりがお上を司っていると思うと、ひどく暗い気持ちになります。
そういう気持ちも創作の糧にしなくては、創作者として一人前にならないのだと戒めてはいますが・・・でもね。(涙)

直木賞本 20160721b

芥川賞・直木賞の発表がありました。芥川賞には村田沙耶香さん「コンビニ人間」、直木賞は荻原浩さん「海の見える理髪店」に決まりました。
いつも読書は大事ですという話の中で、時流を知るためにも毎年の芥川賞直木賞の受賞作は読んで欲しいと申し上げています。

今年は、ちょっと個人的にも嬉しいのです。 直木賞受賞の荻原浩さん、成城大学ご広告研究会出身で、卒業後コピーライターをされていたとか。
なんと私と大学も部活もコピーライターという仕事も後輩でいらっしゃるのです。 イエ~!!
あまり活躍している人など聞いたことのない広研で、初めての快挙って感じでしょうか。
会ったこともない方ですが、なぜかふだん感じたことのない母校愛に燃えて、先輩気分に浸っている私です。(笑)

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