シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。梅雨は明けたのでしょうか。
体調を崩している方が多いようで、気候不順のこの時期はくれぐれもお気をつけください。
夏休みのシナリオハンティングのお話をしましたが、出身ライターの方々が映画も書かれていますので映画鑑賞もいかがでしょうか。
大人も子供も夢中になってしまいます。「ONE PIECE FILM GOLD」 黒岩勉さん脚本。
7月23日公開。ご存知ルフィが個性あふれる8人の仲間と、「自由とは、支配とは」ルフィの信念をかけて戦いに挑みます。 明日からです。
黒岩さんは、3DCG映画「GANTZ:0」も手がけられ、こちらは秋10月の公開となります。スピーディな展開と3DCGのすごい迫力をお楽しみいただけます。
「青空エール」持地佑季子さん脚本。
340万部を超えた人気漫画「青空エール」の映画化です。
吹奏楽部と野球部の主人公二人を取り巻く若い仲間たち、涙がとまらない感動の熱い青春映画。青春真っ盛りの方もちょっと外れた方も、ずーっと前の方もご一緒に胸キュンしましょう。
10月15日にはBunkamuraオーチャードホールで「青空エール」コンサートも行われ、洗足学園音大の洗足ウィンドシンフォニーが主題歌などを演奏します。
9月からも続々公開されます。
土橋章宏さん脚本「超高速!参勤交代リターンズ」(9/10公開)、吉田玲子さん脚本「聲の形」(9/17公開)、同じく「ARIA The AVVENIRE」(9/26公開)、登坂恵理香さん脚本「カノン」(10/1公開)、松井香奈さん脚本「少女」(10/8公開)、真野勝成さん脚本「デスノート Light up the NEW world」(10/29公開)、梶本恵美さん脚本「古都」(11/26公開)と目白押しです。
映画の世界も楽しんでください。
サマーセミナーでも、来週のミソ帳倶楽部でも、いつも口を酸っぱくするほど申し上げているのは、「シーンづくり」こそが脚本家の本領発揮、ストーリーや構成ではないということ。
それを証明するように、某局から新人育成のための課題が、ワンシーンを描くというもの。 しっかりとキャラクターがでている魅力的なシーン、セリフを描ける脚本家を求めています。
映画やドラマを見ることは、シーンの勉強になります。楽しみながら、シーンづくりの勉強をしましょう。