シナリオ・センター代表の小林です。日本全国怪しい天気に振り回されています。我が家のハルは雷に毎日震えまくっています。この大気の不安定さはいったいどうしちゃったんでしょうか。日本の未来を感じさせるような不安な気分にさせられます。
　

ガツンとこのうっとおしさをはね飛ばせるようなことをやりたいです。 きっと、もうすぐうっとしい想いをはね飛ばしてくれるでしょう。
私の大好きなイチロー選手が3000本安打達成余すところ2本となりました。
毎朝、大リーグの試合をみているのですが、ベンチスタートが多く出勤前までになかなかその勇姿すら拝めません。
それでも、アメリカの方々が、「彼が出場する試合はまるでクリスマス・イブのようだ。毎打席、観客は立ち上がり狂ったように声援を送っている。」とお聞きすると胸が痛くなるほど嬉しいです。
早く達成してほしい気持ちはもちろんなのですが、達成するまでのこのワクワク感をもう少し味わいたい気もしています。球団は今が一番儲かっているかも。（笑）

偉業を達成するには、どれだけの努力を重ねてきたことでしょう。
私がイチロー選手を好きなのは、わけがあります。
ひとつは、天才は努力から生まれるのだということを見せてくださっているから。
そして、彼の言い訳しない姿勢、ブレないご自分を持っていること。
何かというと付和雷同、ダイエット一つ成功しない怠け者で、そのくせ大口をたたく私とは正反対の人だからこそ憧れちゃうんですね。 彼の言動は、常に私の琴線を刺激します。
「とにかく、ムダなことを考えることですよ。考えて、言葉にしようとしているうちに、パッとひらめく」
今すぐには成功に直結しないけれど、ムダと思えることをやっておくことは、誰もきづかないちょっとした発想が生まれてきたりするものです。
ミソ帳を持つということも、この発想なんですね。「おっ！！」と思ったことを 書き留めておく、それがいつかどこかで役に立つかもなのです。
シナリオ・センターのミソ帳倶楽部もそういう趣旨でやっています。 色々な方のおはなしをお聴きすることで自分の肥やしにしていただければと。
でも、プロデューサーとかコンクールとか、将来に直結するかもしれないゲストが大人気です。
もちろん、それも大事なのですが、目先のことだけではなく、色々なことを吸収することが将来の自分を育ててくれるのだと思います。
「結局は、細かいことを積み重なることでしか頂上にはいけない。それ以外に方法はないということですね」
毎日同じトレーニングを積み重ねて今あるイチロー選手の言葉はとても重いです。色々なムダと思えるものにも好奇心全開して、長いものを書くことばかりでなく、ストーリーに惑わされずに、愚直にコツコツ20枚シナリオを書いていってほしいものです。
「嫌いなことをやれと言われてやれる能力は、後で必ず活きてきます」