子どもからお年寄りまで、すべての人にシナリオの力を!
あなたの毎日に役立つシナリオの活用例がここにあります。
夏が終わったなぁ~と思う瞬間って、それぞれありますよね。
毎年8月末にある、鎌倉市川喜多映画記念館での「子どもシナリオ・映画教室」の発表会が終わると、「あぁ~夏が終わったなぁ」と思うシナリオ・センターの新井です。
ホッとしたような寂しいような、そんな気持ちになります。まさに、夏の終わりです。
「子どもシナリオ・映画教室」では、子どもたちに映画を撮ってもらいます。
というと、結構ここ最近増えてきたワークショップと変わらないような気がしますよね。でも、ちょっと違います。なんせ、子どもたちにシナリオ作りからやってもらうからです。一般的にはすでにあるシナリオを使う場合が多かったり、なんかシナリオはちゃちゃっと済ませて、撮影に重きを置いてるものが多いみたいですから。
「え~、子どもにシナリオって書けるの?」って思うかもしれません。
でも、書けちゃいます!
なんせ、面白くシナリオを書くポイントを教えちゃいますから。
ポイントは、登場人物のキャラクターを考えることと、人物を困ったり迷ったりさせることだよって。
見学に来られていた出身ライターの方が
「こういう年代から、シナリオ書けたら面白かっただろうなぁ~子どもって創造力すごいですね!」っておっしゃっていました。確かに子どもの創造力ってすごいんです。でもね、簡単に創造力が発揮されるかというとそうではないんです。
こうやったら、形になるよ~という道しるべは必要なんです。その道しるべを、「シナリオの基礎技術」から抜き出して、子どもたちに分かりやすく教えるわけです。
いや、分かりやすくというか、楽しくですね。勉強っぽくなったらつまらないですし。勉強っぽくないから、作文が苦手な子たちも1時間集中してシナリオを書いちゃいます。
さらに今年は、キッズシナリオのラインナップに、アップルストア表参道と開催するシナリオサマーアドベンチャーが加わりました。
鎌倉市川喜多映画記念館は、みんなと協力してシナリオから映画を創りますが、アップル表参道では、基本的に一人で物語作りから撮影まで行います。そう、iPadのアプリケーションiMovieを使ってね。
とはいえ、物語がなければ撮影なんてできません。物語はシナリオ・センターで作ります。
ここにもシナリオ・センターの「シナリオの基礎技術」を加えることで、子どもたちが想像した物語を形にすることができます。頭の中にあった世界が、目の前に広がる楽しさは、他ではそうそう味わえません。
そして、撮影と編集はアップルストア表参道で行います。短くても立派な作品ができあがり。自分が想像した世界が、形になって、自分以外の人にも見てもらうことができます。触れる世界が広がります。
誰もが、小さい頃にごっこ遊びをしています。誰にも強制されてもいないし、教えられてもいないのに。きっと、人間にとって物語を考えるって、相当楽しいことなんだと思います。
物語を面白くする道しるべがあれば、想像することと、創造することはもっと面白くなる。そんな風に思います。夏が終わっても、シナリオを書く楽しさは続きます!シナリオ・センターの新井でした。
シナリオ・センター編著 | ||
シナリオ・センター代表 小林幸恵 著 BookBeyond http://bit.ly/Ue2KM7 |