シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。気が付かないうちに10月になっていました。大阪に9月30日、10月1日と行っていたので、なにげなく過ごしちゃったのですね。
大阪校へライターズバンクの担当だった大塚が退社の挨拶によりました。
大阪校でもさみしいという声がしきりだと大阪校の講師から聞きました。大阪でも人気だったのですね、大塚は。ありがたいことです。
大塚に会うと辞めたとも思えないのですが、大塚が「東京に帰りたい」を連発し、まるで私が辞めさせたような気分にさせられるのには閉口です。(笑)
事務局だけでも3回送別会をし、東京駅見送りサプライズまでして歓送したのに、新大阪の新幹線のホームで、泣きながら私たちの帰り姿をビデオに収め(いったいいつみるのだ?)、「私も乗りたい」と。どこまでも往生際の悪い大塚を振り切ってやっとの思いで帰ってきました。(笑)
出身ライター、ライターズバンク登録者の皆さんにもこよなく愛されていた大塚。これからは竹村が担当します。
大塚をいつも叱ってばかりいた私は、叱る相手がいなくなり寂しい秋です。
別れもありますが、新しい出会いもあります。大阪校は81期シナリオ作家養成講座の入学式。
新しくシナリオの道に入ってくる受講生の皆さんのお顔を拝見すると、こちらもワクワクします。
プロを目指して頑張ってくださいね。
日本中の人にシナリオを書いてもらいたいシナリオ・センターは、一人でも多くの方にシナリオに興味を持ってもらいたいと願っています。
シナリオは、アクションリアクションの芸術です。
ドラマは、葛藤・相克・対立を描くものです。
葛藤・相克が激しければ激しいほど、ドラマは盛り上がります。
そのためには、どんなキャラクターであればいいのか、どんな背景事情が必要なのかを考えます。
対立は、どちらも正論であればあるほど深くなり、激しさを増していきます。
当たり前のことですが、シナリオを描くことは、まさに人間、人間関係の深さ、重さ軽さを考えていく、感じていくことになります。
シナリオを描くことは、架空のことだけを想像するのではなく、他人も、自分自身も色々なことをみつめていかないと書けません。
だから、面白い。だから、楽しい。だから、深い。
シナリオを通して、みなさんといいお付き合いができることを願っています。
東京本校の128期シナリオ作家養成講座、10月12日水曜日から始まります。10月5日水曜日は、19:00から直前説明会もあります。新しい出会いに!