シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。炬燵が欲しい気分です。
土曜日に、9月に新しく入った齋藤の歓迎会をしました。大塚の歓送にみんなの気持ちがいっぱいで、歓迎までいかなくて、ようやく2ヶ月後の今です。(笑)アルバイトのえりちゃん、わかちゃんも一緒に歓迎。 皆でにぎやかに騒ぐことが大好きな事務局は、和気あいあい、大いに食べ飲み、楽しいひと時を過ごして英気を養いました。
新しいスタッフ齋藤千香ちゃん、アルバイトのえりちゃん、わかちゃんもよろしくお願い致します。
新しい人が入ると、前からいた人がライバル視をして意地悪をしたりします。あ、センターの話しではありませんよ。(笑)
「ライバル・オン・アイス1」(講談社刊)出身ライター吉野万里子さんの小説です。
フィギャアスケートに憧れる小学4年生の美馬は、習いたいのだが反対する母に月謝を出してもらえない。そんな時に引っ込み思案のクラスメイト江見香のお母さんから一緒に行ってくれたらお試しの3ヶ月分の月謝を出すという提案をもらい、大喜びで一緒に通い始める美馬。
運動神経のいい美馬は、どんどんうまくなっていき、ずーーっとやり続けたいと思うようになるが、前からいる仲間にライバル視され、一緒にいった江見香にまで裏切られる。
「でも、私はフィギャアが好きだから負けない!」・・・ここまでが第1作。
さて、2作目の美馬は、仲間たちはどのように成長していくのか・・・吉野さんらしくキャラクターの二面性を描いて、どんな変化を見せてくださるのか楽しみな第1作目です。
吉野万里子さんは、児童書「チームふたり」(学研プラス刊)等20万部という人気シリーズなど多くの小説を書かれていますが、この「ライバル・オン・アイス」もきっと人気シリーズとなることでしょう。
こちらは大人向けです。「結婚なんて興味なし、愛の手ほどきだけで。」(エバープリンセス刊) 出身ライター神埼たわさん執筆です。
このお話は、女性向けの恋愛+ちょっとエロい小説です。
今回神埼さんは、架空の国の話しではなく1900年代のイギリスを舞台に、実際に会った女性のための「プリンセスノヴェレット」を題材にして、きちんと時代考証もされて書かれたそうです。
3姉妹の次女ダイアナは、容姿にコンプレックスをもっていて、自分では結婚を諦めており、結婚しないで恋愛小説家になろうとしています。ダイアナが書いた小説がコンクールの佳作に入選。
次の仕事を出されるのですが、濃厚なラブシーンを入れるようにと言われます。
まったく男性経験のないダイアナは、幼馴染の侯爵の息子アレックスに助けを求め、濃厚なラブシーンの経験だけをさせてほしいと訴えます。
それに応えるアレックスの手ほどきにダイアナは本気で燃えて。ダイアナとアレックスは・・・。 喘ぎ声だけではなく、きちんと時代考証も、二人の想い、周りの人々の思惑などが面白く描かれています。
ダイアナと同じ恋愛小説家、神埼たわさんの愛の手管をご堪能ください。
来年は、ライトノベルズ講座や小説講座を開催します。小説を書きたい方は、是非勉強してくださいね。