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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

演劇の時代

シナリオ・センター代表の小林です。今朝はまた福島沖で大きな地震があり、津波にドキドキしました。東日本大震災の余震で、まだ活動しているので、これからもまだM7級のものがくる恐れがあるとか。
日本中が地震で揺れている昨今、原発は恐くないですか。想像力を膨らませてしまうと日本中が汚染されて、日本人全員が難民になるってことだってあるような気がしてきます。近未来映画になりませんか。(笑)
 東由多加

演劇界で一大モメントを起こしたものはたくさんありますが、もう解散された劇団ですが「東京キッドブラザース」をご存知でしょうか。
最近、YOUTUBEで再び人気を博しているようです。
1960年代後半から活躍した劇団で、寺山修二さんのところから独立した東由多加さんが主宰されていました。
彼のお芝居が、ブロードウェイ「ヘア-」のプロデユーサーの目に留まり、ロックミュージカル「黄金バット」でアメリカ公演を成功させて凱旋してきたときは演劇界に衝撃が走ったものでした。その後、小椋佳さんの音楽とともにフォークミュージカルを確立して、80本ものミュージカルを作・演出され、柴田恭兵さんや三浦浩一さん等のスターを生み出しました。
ちょうど学生運動の盛んな時で、東さんの掲げていたテーマ「愛と平和(連帯)」は、私たちの心をわしづかみにしたものでした。

そんな東由多加さんが早世されて、今年17回忌を迎えるそうです。
17回忌を記念して、「東京キッドブラザース」の作品を見る上映会や、キッドに所属していた深見三章さん・小林由紀子さんの朗読会などが行われます。
演劇を志されている方は、一世を風靡した「東京キッドブラザース」のお芝居を一度ご覧になるとよい刺激になるでしょう。
私は、あの頃の柴田恭兵さんの細身の身体が撓るようなダンス姿が目に浮かび、ちょっとドキドキしちゃいます。「あぶない刑事」で見せる素晴らしい身のこなしは、ここから生まれたのです。
12月15・16・18日ビデオ映像上映会と12月17日朗読会が、ギャラリー古藤(西武池袋線・江古田駅徒歩5分/武蔵大学前)で行われます。ポスター、舞台写真、東由多加の十筆原稿や手紙などの展示も行われています。
12月15日(木)18:00「さくらんぼユーロピア」(上映時間90分)
12月16日(金)18:00「サラムム」(120分)
12月18日(日)15:00「霧のマンハッタン」(120分)
入場料500円(1ドリンク付き)
12月17日(土)は、深水三章さんと小林由紀子さんの朗読劇が行われます。
2作上演され「50年目のメリーゴーランド」は、センター出身の金塚悦子さんの作品で、タイムマシンのようなメリーゴーランドに乗って、あいつ=東由多加を浮かび上がらせます。「ボク東奇譚」は、東京キッドブラザースがニューヨークオフブロードウェイ―に辿りつくまでのお話です。
開演14:00・18・00 入場料当日3000円・前売2700円(1ドリンク付き)予約は03-3948-5328 

金塚悦子さん、深水三章さんつながりです。直近になりますが11月26日(土)、新宿三丁目リトリート倶楽部(03-5269-3038)で深水三章さんの朗読劇があります。
こちらはセンター出身ライターおふたりの作品が上演されます。
第一話「東京リバー」葉月けめこさん作。第二話「1973」金塚悦子さん作。こちらも是非!

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