子どもからお年寄りまで、すべての人にシナリオの力を!
あなたの毎日に役立つシナリオの活用例がここにあります。
作家集団講師でありコピーライターでもある新井巖による『新・広告発想で考える「売れるプロット」の創りかた講座』(全2回)。
第2回となる今回は「実践編」。
参加された生徒さんに提出してもらったプロットの中からいくつか抜粋し、そちらを例としながら、売れるプロットとそうでないプロットの差はどこにあるのかを分析していきます。
講座では、新井講師が生徒さんのプロットに少し手を入れて、より良いプロットにしていきます。
そのとき、このビフォアー&アフターを見た生徒さんたちから拍手が起こりました!
そうです。
拍手が起こるほど、劇的に変わったのです。
でも、新井講師は内容そのものに手を加えたわけではありません。
表現を変えたのです。
特に驚くほど変わったのが、プロットの出だし5行。
この出だしに、主人公の決めゼリフを使ったのです。
新井講師はその理由についてこうコメントしました。
【プロットは出だし5行が勝負です。どんなドラマになるのか。最初の5行でプロデューサー に想像させて、期待させてください。その方法の1つが、魅力ある決めゼリフから入ること。 プロットの冒頭で主人公の決めゼリフをボーンと使う。これは広告でいえばキャッチフレーズです。キャッチフレーズは消費者のアテンション(注目)に結びつく言葉です。コピーライターはこの「1行の力」に想いを込めています。だからプロットでも、プロデューサーのアテンションに結びつく言葉として「魅力的なフレーズ=決めゼリフ」を冒頭に入れる。出だしの“つかみ”をこのように配慮することで、プロデューサーに「これは面白そうだな!」 という期待感を醸成させることができるのです】
そうなんです!
主人公の決めゼリフを出だしに使うと、主人公のキャラクターがグっと浮かび上がり、「見 たい!」と思うようになるのです。
つまり、
キャラクターを印象付けるには「決めゼリフ」が効果的!
――なんです!
皆さんの好きなテレビドラマや映画の主人公にも、決めゼリフがありませんか?
タイトルが思い出せなくても、決めゼリフは覚えてる、ということもありますよね。
それだけ、決めゼリフのインパクトって大きいんですよね。
今回の講座を通して、第1回目では特にプロットでキャラクターを印象付けることの大切さが分かり、第2回目では特にキャラクターを印象付けるには決めゼリフが効果的だということが、新井講師のビフォアー&アフターをまじかで見て実感しました。
『新・広告発想で考える「売れるプロット」の創りかた講座』では、こちらのブログでお伝えしたほかにも、売れるプロットにするためのポイントが盛りだくさんです。
参加された生徒さんからは、この講座全2回を通して「ポイントを抑えるとこんなにもプロットが変わるんですね」という嬉しい感想も頂いています。
来年はもっとパワーアップしたプロット講座を実施する予定ですので、プロットでお悩みのかたや、プロットに自信がないというかたはぜひ受けてみてください!
ポイントが分かると劇的に「売れるプロット」に生まれ変わりますよ!