menu

脚本家を養成する
シナリオ・センターの
オンラインマガジン

シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

自分以外

シナリオ・センター代表の小林です。 トランプ大統領が誕生し、世界中が戦々恐々としています。どこの国も自分の国ファーストになってしまったら、一体世界はどうなるのでしょう。まとまりのない混とんとした世界に・・・世界の終りはこうして始まるのでしょうか。
直虎ではありませんが「諸行無常」ですね。
 片道の人生

 

「諸行無常」永遠におなじではないのですし、人は誰もが違い、考え方も想いも違うのですから、ひとつことを考える時に、どれだけ色々なことを考えられるかが勝負だと思います。
特に創作する者は、自分の想いだけでなく、他人の想いや考えを知らなくては、魅力あるシナリオは書けません。
私だったらどうする
お母さんだったら
お父さんだったら
恋人のAだったら
友達にB子だったら
夫だったら
妻だったら
おじいちゃんだったら
隣のおばさんだったら
八百屋のおじさんだったら
同じものを見ていても、少しずつ、または大きく自分とは違ってみているものです。人の持つ視点。だから、色々なドラマが生まれるのですものね。 

そのとき、皆が違うからこそ、忘れてはならないことがあります。
相手を思いやること。
同じ方向に流れないこと。
答えは一つではないこと。
「なるほど、そういう見方もあるのか」ということを受け入れることができれば、創作の心は広がっていきます。
創作の心を広げるのは、「聴く耳を持つ」ことなのではないでしょうか。

4月に大先輩ジェームス三木さんにお話を伺いたいと思っています。三木さんの視点の広さを学びたいと思うからです。
三木さんの作品を拝見するたびに、相反するものを対等に見ていらっしゃるように思います。
だから、ちょっと人と違った面白い発想が生まれるのでしょう。

「自分以外はみな師」とおっしゃっていた吉川英治さんの言葉が浮かびます
今年シナリオの年は、創作の心をしっかりと創りあげる年にしたいです。

過去記事一覧

  • 表参道シナリオ日記
  • シナリオTIPS
  • 開講のお知らせ
  • 日本中にシナリオを!
  • 背のびしてしゃれおつ