シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。先週、熱海に温泉しにいったのですが、熱海桜が満開で、梅ではなく桜にうぐいすという光景を目の当たりにしました。
熱海の梅林は有名ですが、早咲きの桜といえば河津桜、熱海桜は初めて知りました。河津桜より1週間位早く咲くそうです。
どこかへ出かけるたびに、初めての出会いが必ずあります。
寒いからといって、PCにしがみつくだけでなく(笑)、外へ目を向けるとまた新しい視点が生まれます。
新しいと言えば、新しい力を育てようと「若手映画作家育成プロジェクト(NDJC)」を文化庁と映像産業振興機構がやっています。
これは、監督になりたい若手を試験して15名ほど選び、一流のプロデューサー、監督、脚本家、編集技師を講師にワークショップを行い、またまたそこからふるい落として、残った5名がオリジナル脚本、35mmフィルム撮影で短編映画作品を創るという人材育成プロジェクトです。
その作品のお披露目に東京・大阪にて期間限定ロードショーが行われます。 各学校などから推薦するのですが、シナリオ・センター推薦の目黒啓太さんが最終に残り、短編映画を創りました。
「パンクしそうだ」 脚本・監督 目黒啓太
売れないバンドマン隆平は、恋人の妊娠を機に就職。しかし、結婚式の余興でバンドを一時再結成することになり、音楽の楽しさを思い出す。そんな折、かってのバンド仲間で今はプロとして活躍している明音が、バンドメンバーを公募していることを知り・・・。
目黒さんの作品のほか、「白T」(金允洙さん)「ジョニーの休日」(新谷寛行さん)「戦場へ、インターン」(藪下雷太さん)「SENIOR MAN」(吉野主さん)4作品が上映されます。
東京はTOHOシネマズ日本橋で3/11~17連日18:30
連日監督他による舞台挨拶があります。
大阪はシネ・リーブル梅田で3/18~24 3/18 18:15、連日18:30
3/18初日に監督による舞台挨拶 の予定。
監督をめざす方も、やはり脚本がしっかり書けないといけませんね。 シナリオを書けば、シナリオを読み取る力もつきます。
映像に携わる者がみんなシナリオを書けると、みんながシナリオをわかって、より良い作品ができると思います。