シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。寒いですね。日本のあちらこちらが雪に覆われています。ほとんど雪が降ったことのない奈良で、鹿が身体中に雪を積もらせながら呆然と突っ立っているニュースを見て、あまりの可愛さに思わず笑ってしまいました。笑いごとではないのですけれどね。
今年は雪、大丈夫でしょうか。 富士山河口湖映画祭が2月25・26日の両日行われます。
今回で10回目の富士山河口湖映画祭。
残念ながら、シナリオコンクールが昨年で終わってしまったので、今年は授賞式はなく映画の上映だけとなります。
コンクール最後のグランプリ作品、水元久美子さん脚本の「春待ちかぼちゃ」が上映されます。舞台挨拶もありますから、ファイナルを盛り上げていきましょう。
この映画祭では、9本の映画を創っていただきました。
第1回「湖の中の観覧車」(鈴木そなたさん脚本・阿部誠監督)、2回「小さな大きな富士山と」(石田晶子さん脚本・阿部誠監督)、3回「いつか見る富士山」(永田健さん脚本・阿部誠監督)、4回「鐘楼のふたり」(吉田忠史さん脚本・五藤利弘監督)5回「ジョフクの恋」(松永良平さん脚本・五藤利弘監督)、6回「ブーケ~a bouquet~」(西史夏さん脚本・五藤利弘監督)7回初の町民受賞作「再生~霊峰富士に抱かれて~」(外川桂さん脚本・監督)、8回「サブちゃん」(渡貫涼子さん脚本・柏原寛司監督)
富士山河口湖映画祭のシナリオコンクールの課題は、河口湖周辺を舞台に展開するドラマでした。
当たり前ですが、上映のグランプリ作品「春待ちかぼちゃ」始めどの作品も、河口湖、富士山周辺が舞台です。 その土地でなければならない、他の土地では活かせないドラマにしなくてはいけませんでした。だからこその映画が出来上がっていったのですね。
シナリオ・センター47周年記念のコンクール「47都道府県シナリオコンクール 47行の物語」は、まさにその土地ならではのドラマを、シーンを描いてもらいたいコンクールです。
富士山河口湖映画祭の映画も参考になりますね。聖地巡礼もいいかもです。
シナリオ・センターの皆さん、この映画祭のシナリオコンクールはありませんが、「47都道府県シナリオコンクール 47行の物語」もあります。
富士山は変わらずに、威風堂々そびえたっています。
雪をかぶった冬の富士山は、荘厳で本当に素敵です。 冬の花火も土曜日には打ち上げられます。
コンクール最後のグランプリ映画を観にみんなでいきましょう!
シナリオ・センターも1回目からお手伝いさせていただき、最終審査委員長もセンター出身のジェームス三木さん、岡田惠和さん、柏原寛司さん、山本むつみさんにお願いしてきました。
それだけに、私自身思い入れの強い映画祭でしたので、ちょっと残念ですが、シナリオコンクールはなくなっても、違う形のコンクールを作って映画祭を継続していただきたいと願っています。