シナリオ・センターの開講情報をお知らせします。ドラマや映画だけでなく小説、戯曲、漫画やアニメの講座の開講、コンクール対策講座もあります。
先日、実践ライトノベル講座(全2回)を実施しました。
今回はオーバーラップ文庫・副編集長の曽山貴史様と編集者の岩田一成様をお迎えして、「ライトノベルとは何か」「ライトノベル業界の現状」「ライトノベル作家の道」についてお話しいただきました。
また、インタビュアーとして、シナリオセンター出身であり、元リンダパブリッシャーズ副編集長兼プロデューサーである峯岸桂子様にご参加いただきました。
今回、講座を聴講して特に感じたのは、
作品のメインターゲットにする、読者の“キャラクター”も具体的に考えなければ!
ということ。
というのは、講座では曽山さんがオーバーラップ文庫大賞の傾向と対策もこっそりレクチャーしてくださり、その中でこんなことを仰っていたからです。
【メインターゲットは中高生ですが、もっと具体的に、明確なターゲットを1人決めた方がいいと思っています。例えば、その子は女の子なのか男の子か。その子はどんな部活に入っているのか、バスケ部なのか吹奏楽部なのか、はたまた帰宅部なのか。学校帰りに買い食いしたりするのか、するとしたら、どんなものを食べるのか。彼氏・彼女はいるのか、などなど。そして、過去の自分はどう過ごしていたか振り返ってみて、自分ならどんな作品を買いたいと思うか、も考えてみてください。そうやって「こんな人は絶対にこの作品を買う!」という1人をカッチリ決めていれば、購読者の裾野は自動的に広がっていくと考えています】
皆さん、作品のメインターゲットって具体的に設定していますか?
私は、作品に登場するキャラクターは具体的に設定しますが、その作品を読んでほしいメインターゲットは、そこまで細かく設定したことないです…。
確かに、「こんな人に読んでほしい!」という読者のキャラクターも具体的に設定しておけば、
・こんな読者なら、どんな主人公に感情移入してくれるかな
・こんな読者なら、どんなセリフが響くかな
・こんな読者なら、どんなシーンにドキドキしてくれるかな
――と想像できますよね。
そして、上記のように想像できると、「じゃあ、こんな主人公にしてみよう」「こんなシーンにしてみよう」と発想しやすくなるのではないでしょうか。
また、講座では、「どんな作品ならオーバーラップ文庫の大賞作品に選出されるのか」を、峯岸さんが聞いて下さいました。
すると、岩田さんは、
【読んだことがあるような作品でもいいんですよ。だけど、その作品の担当者になって「なんとしてでも売り出したい!」と思えるものでないと。具体的に言えば、その作品の“後追い”が出てくるようなものや、ライトノベル業界に衝撃が走るような、その著者にしか書けないオリジナリティがある作品を大賞にさせていただきたいのです】
その著者にしか書けないオリジナリティがある作品。
それにはやはり、曽山さんが仰ったようにメインターゲットにする読者のキャラクターを具体的に設定することが不可欠ですよね。
なぜなら、こう思うからです。
登場人物のキャラクターって他の人と被ったりしないですよね?
ゼミで作品を発表したり、人の作品を聞いていて、「キャラクターの設定がまるごと全部もろ被りなんですけど…」と指摘されたり、思ったりしたことってないんじゃないでしょうか。
自分にしか考えられないキャラクター。
これができるのだから、メインターゲットにする読者のキャラクターも、自分にしか考えられないキャラクターを設定することができるのではないでしょうか。
自分だからこそ考えられる、読者のキャラクター。
これが設定できれば、結果として、作品の登場人物のキャラクターやシーンも、自分にしか書けない、オリジナリティあるものを作ることができるのでは。
コンクールにせっかく出すなら、大賞を狙いたいですよね…。
シナリオS1グランプリもそうですよね…。
シナリオS1グランプリで言えば、審査員の顔を思い浮かべてみてください。
そして、講師陣はどんなキャラクターなのか、考えてみるのも1つの“手”ではないでしょうか。
第32回シナリオS1グランプリの原稿締め切りは2017年2月20日です。
もうすぐですよ!引き続き、ご応募お待ちしております!
シナリオS1グランプリも、オーバーラップ文庫大賞も、読者のキャラクターを具体的に設定していきましょう!