シナリオ・センター代表の小林です。
今日の東京は、春のように暖かい。コートを片手においでになる方も多いです。
毎月の打ち合わせを終えて、税理士さんが帰り際、センター正面のポスター掲示を見て、「え~、これみんなセンターの出身の方なんですか、僕全部見ていますよ!」と叫んでいました。(笑)
今、正面に掲示させていただいているのは、1月期のテレビドラマ「おんな城主直虎」(NHK)「A LIFE~愛しき人~」(TBS)「東京タラレバ娘」(NTV)「嘘の戦争」(CX)の4番組です。 これからもどんどん掲示していきます。お楽しみに!!
元通信研修科 金沢優さんの小説
「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」(幻冬舎刊)
元通信研修科の金沢優さんが、「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」(幻冬舎刊)という小説を出版されました。
この本の基というか、先に出たのは、実はシナリオでした。2016年の「第30回シナリオS1グランプリ」で、同名のシナリオで佳作を受賞。誰もが感じている日本人の英語音痴を上手く描いていると審査員から大きな評価を得ましたが、最後がありきたりになってしまったということで、残念ながら佳作になってしまいました。
今回の小説は、シナリオでの評価を踏まえて、よりバージョンアップしての登場です。
私は、いつも説明会やオリエンテーションで英語を例にとります。説明会やオリエンテーションで、英語をしゃべれる方に手をあげていただくのですが、70~80名中大体おひとりかおふたりなのですね。で、次に英語を勉強したことがない方とお訊ねするとどなたもいない。ほとんどの方が中高6年間英語を学んでいらっしゃる。かくいう私も、大学でも英語がありましたが、喋れまへん。えへん!(涙)
何が問題なのか、私は、知恵として入っても技術として落とし込んでいないからですとシナリオにひっかけてお話しするのですが、西原さんは、間違った教育の仕方が問題だと書かれています。確かに!6年間も勉強していて、ほとんどの人に役に立っていないんですものね。
明治時代の英語教育のまま教えている英語を、根底から覆して新時代の勉強法を教えてくれる本です。英語を教えているのに英語がしゃべれず悩んでいる主人公の英語教師真穂と一緒に躓きながら新しい英語を勉強していく、「ノウハウ小説」というこれこそ新しいジャンルの本を創られたと思います。
小説だと思って読み進んでいるうちに、なるほどと英語が喋れるようになるためのノウハウがわかり、身についてくるという画期的な本です。英語でしゃべりたい、東京オリンピックに外国人のお世話をしてみたい、そんな方の頼もしい味方になることでしょう。是非ご一読ください。
この小説を映画にして、英語教育に使うというのもありかと思いますが、プロデューサーの方、いかがでしょうか。東京オリンピックに向けて、今こそ作るべき映画だと思いますが。
「I have a pen!」だけじゃない。(笑)