シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。ちょっと春めいてきたと思ったら、また明日から寒くなるそうで、三寒四温を繰り返しながら、春へと近づいていくのでしょうね。
昨日は、1月に亡くなられた藤本講師の四十九日でした。
戒名がつけられました。「裕泉院師名理緒大姉」(ゆうせんいんしなりおたいし)
ご主人様から「生前、講師の先生方とのお付き合いや生徒の交流を通じてシナリオが生活の大きな部分を占めるようになったと申していたので、この戒名をつけてもらいました」とお手紙をいただきました。
そこまで、愛していただき、本当にありがたいことだと思います。
いつも、新しいこと知らないと生徒さんに恥ずかしいからと勉強を欠かさなかった藤本さん、ご自分が危ないことを知りながらも、最後まで生徒さんに不義理をしてしまったことを心配されていた藤本さん。
「師として、シナリオの理を教えていた」藤本さんらしい戒名だと思います。
きっと天国で皆さんがシナリオライターに成れるよう見守って下さっていると思います。
遺志をついて頑張っていきましょう。
早速、藤本さんのお気持ちが伝わりました。
「創作ラジオドラマ大賞」佳作に、研修科の時、藤本講師のクラスにいらした作家集団の葉月けめこさんが『春を待つ音』でされました。
おめでとうございます。
そして、大賞は、『暗闇の訪問者』 元研修科の藤沢秋さん。
おめでとうございます。
創作ラジオドラマ大賞は必ずNHKFMで放送してくれます。 お二人のご活躍が楽しみです。
今年も、コンクールがたくさん行われます。
2月締切りではフジテレビヤングシナリオ・大賞がありましたが、皆さん応募されましたか。
コンクールで大事なことは、審査員に「面白い」と思ってもらうことです。
大概の審査員はおっしゃいます。「今までに観たことがないようなシナリオ」。
でも、新井一は、ストーリーは23通りしかないと言っていますし、少ない方だと5通りしかないという方もいらっしゃいます。ジェームス三木さんは、戦って勝つか負けるか、愛が成就するかしないかだともおっしゃいます。
とすると、破天荒な今までに見たことがないお話しなんてできないと思いますよね。
でも、観たことがないシナリオを描くコツがあります。さあ、どう作るか・・・。
そんなあなたのために、4月3回にわたって公募コンクール講座を行います。
何よりも宝くじより当たる、宝くじと違って自分の力になる。(笑)
悩むより習う、4月はここから始まります。