子どもからお年寄りまで、すべての人にシナリオの力を!
あなたの毎日に役立つシナリオの活用例がここにあります。
3/15に、新井が出演させて頂いた番組「あさイチ」。ご覧になっていただけましたか?
前日にはリハーサルがあったのですが、ルンルンしてるわたくし齋藤とは打って変わり、冷静な新井。
他の出演者の方々がセットを背景に記念写真を撮る中、「記念に撮りますか?」と誘うも、つれない新井。
明日の生放送に向けて、打ち合わせを重ねます。
そして、当日。
生放送30分前、「メイクなんてしなくていいよ」と言っていたのに、
他の出演者の方から「今のテレビは映りが凄くいいから、男もメイクしないと!」という力説を受けて…
メイクさんを探す新井。
本当はもっと、シナリオについてお話しする予定だったんですよ…。
生放送って難しいですね…。
新井は、“自分の人生を使い切る”ことができなかったみたいです…(写真左)。
放送後、生徒さんから「見ましたよ!もっと長く話してほしかったです…」と声をかけて頂き、とても嬉しく思っております!
また、一般の方々からもお電話やメールで、
「シナリオってドラマを作る以外にも、日常生活に繋がりがあるんですね。番組を見て気づかされました!」
というご感想を続々と頂いております。
そうなんです、シナリオは日常生活でも活かせます!
今回、新井が出演させて頂いたコーナーは「特集 断り上手でハッピーライフ」。
相談者の日向さんは5年前、義理の妹さんに急なお願いをされ、咄嗟にどうしたらいいか分からず、結局、優しい言葉もかけられないまま、断ってしまったそうです。
そのことが5年経った今もモヤモヤ。
そんなお悩みを解決するためにご紹介したのが、シナリオ・センター代表の小林が考案した「シナリオ日記」。
書きたい出来事の
場所を「柱」に、
状況を「ト書」に、
そこにいた人たちが喋った言葉を「セリフ」にして、書いていきます。
つまり、実際に起きた出来事をシナリオにおこして、立ち返ってみるのです。
日向さんにも実践して頂きました。
すると…
日向さん、びっくりするくらいスッキリ!!
どうして?
日向さんはシナリオ日記を体験してこう仰いました。
【そのひとそのひとに「キャラクター」があるということに、今日、気づきました。そして、「柱」「ト書」「セリフ」についても今日初めて知り、整理棚みたいだな、と思いました。今まで、心の中で絡み合っていたモヤモヤを1つずつ、「柱」「ト書」「セリフ」という棚に、感情的にならずに整理整頓できました。こうやってシナリオ日記を書いてみると、自分の心の整理ができると同時に、相手の視点でその出来事を見つめることができます。あの一件以来、義理の妹との関係をネガティブに考えていましたが、こうして俯瞰して考えてみると、明るく建設的に考えていこう、と思えるようになりました!】
「柱」「ト書」「セリフ」という整理棚。
なるほど、言われてみればそうですね。
5年間抱えていたモヤモヤを解消できた日向さん。
寒空の下、コートも着ずに、足取り軽くご帰宅されました! よかったよかった!!
複雑そうに思える出来事も、シナリオ化していくと、日向さんみたいにスッキリと整理できます。
これが普通の日記とシナリオ日記との違いです。
シナリオは映像に映せるものしか書きません。
「私のことをこう思ってんじゃないかしら…」「なんだかムッとしちゃうわ!」といった感情的なことは映像には映せないので、シナリオ日記には一切書きません。
だから、シナリオ日記を書くと、「あ! 相手はこういう風に思っていたんだ!」と相手の視点で物事を考えられるようになるのです。
シナリオの発想と技術を使えば、こんなふうに、自分で、自分の心や考え方も豊かにすることができます。
シナリオ日記を書いてスッキリしたら、今度は本格的にシナリオにしてみるのもいいのでは?
そのモヤモヤは、自分だけの最高のネタかもしれませんよ!
皆さん、モヤモヤしたら
シナリオ日記に書いたり、
シナリオにしてみたり、
シナリオの発想と技術をふんだんに活用してみてください!
シナリオ・センター代表 小林幸恵 著 BookBeyond http://bit.ly/Ue2KM7 |