シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。4月ももう半ばだということに愕然としました。
いやいや、まだなんとなく寒かったりするので・・・気がつかなかった。
こうやって、知らないうちに歳をとっていくのだ・・・としみじみ思ってしまいました。
4月の「ミソ帳倶楽部 達人の根っこ」は、相次いで監督においでいただきます。
おいでいただくおふたりの監督のお歳を知って、ますます歳を感じてしまった私です。(笑)
4月24日水曜日午後7時からは、沖田修一監督。35歳。
「南極料理人」(2009)で新藤兼人賞金賞、藤本新人賞を受賞、「キツツキと雨」(2012)で東京国際映画祭審査員特別賞受賞、第8回ドバイ国際映画祭で脚本賞、最優秀男優賞(役所広司さん)、編集賞を受賞。
最新作「横道世之介」(2013)が上映されたばかりです。
「キツツキと雨」では大学時代のお友達守屋文雄さんと、「横道世之介」では中高校時代のお友達前田司郎さんと脚本を書かれていて、なんだかとても文化祭ノリみたいな楽しい雰囲気で作っていらっしゃるようにお見受けしました。
映画の中からも楽しんで創られているかんじがこちらにも伝わってくるというか・・・そんなこともお聴きできたらとおばさんは思っています。
沖田監督の達人の根っこは、残席わずか。残り12名ほどですので、まだお申し込みいただいていない方、お急ぎください。
4月27日土曜日午後4時半からは、石井裕也監督。29歳。
今大人気ロードショウ中の「舟を編む」の監督をされています。
先週のソロモン流(テレビ東京)が、ちょうど石井監督で、29歳でこんなに撮っている監督はいないってお話でした。黒澤明監督ですら33歳デビューとかで・・・。
これまで創られた作品とまた一味違った「舟を編む」という地味なお話を、石井監督がどのように映像化されたのか、監督ご自身が脚本も書かれているので、おばさんとしては、20代の感性の切り口を知りたいと思っています。
実は、石井裕也監督のご講演は今日決まりました。(笑)
どうしてもお話をお聴きしたくて、もう次の作品を撮影されているお忙しい時に、無理にお願いして、唯一あいていたお時間をいただいてというもの。
聴講される方にとっては、週末土曜日の4時半というおいでになりやすいお時間だと思いますので、是非おいで下さい。
「舟を編む」の映画をみていただいてから聴講されるのもいいかもしれません。原作を読まれた方は、また違った観点からお話をお聴きできるかも。
最新作だけでなく、高い評価をもらっている「川の底からこんにちは」(2009)「ハラがコレなんで」(2011)などのお話もお聴きしたいですね。欲張りかな?
4月は、図らずも監督月間となりました。映画は監督のものとよく言われますが、監督お二人を通して、映画脚本のノウハウを学んでみましょう。
5月は、大先輩のアクションを描かせたら右に出るものがない脚本家&監督の柏原寛司さんを予定しています。柏原さんはおばさんと同級生です。(笑)