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マンガ原作で主人公に感情移入させるコツ。「○○が残念なキャラクター」に!

わたくし齋藤、表参道駅のホームで、すっごい美人を見かけました。
綺麗な御御足で颯爽と歩いていく姿を見つめながら、こんなことを考えました。

美人っていうだけじゃなくて、お金持ちで、頭がよくて、仕事ができて、情に厚くて、っていう主人公はどうだろうか、と。

う~ん、そんな主人公、「ケッ」と思われてしまいそう…。
そんないいことづくめの主人公、読者や視聴者に愛されないだろうし、
そんな主人公のドラマ、見る人いないですよね…。

では、どんな主人公だったら、みんなに愛されて、ドラマを見てもらえるのでしょうか?


こんな悩みを解決させるヒントが満載なのが、マンガ原作講座の第2回目「キャラクター」。

 


仲村みなみ講師が伝授してくれた“主人公の条件”のなかに、こんなキーワードがありました。

それは…
「〇〇が残念なキャラクター」


仲村講師は、例を出してこう説明してくれました。

【例えば…

『ちはやふる』の千早ちゃん。黙って立っていると美人なのに、動き出すとすっごい残念。
『鋼の錬金術師』のエド。すごい能力をもっているのに、背が低いのでモテないという残念。
『ホタルノヒカリ』の蛍。仕事はバリバリできるのに私生活が残念。
こういう残念な部分があるとホッとしません?
自分より劣っているところがあると「あ~、私の方がまだマシだわ」って安心して応援できるものなんです。
だから、主人公のキャラクターに残念な部分をつけると、読者や視聴者は感情移入しやすくなります】


たしかに!

日常生活でもそうですよね?
すごく美人なのにおっちょこちょいだと、急に親しみが湧いたりしませんか?
余計好きになっちゃいますよね。

キャラクターを作るときも同じ。
残念な部分を考えてみると、そのキャラクターとの距離がグッと縮まったような気持ちになります。


つまり、魅力的なキャラクターを作るには、いい面と悪い面を考えればいい!

ということは…、

「憧れ性と共通性」をもたせれば魅力的なキャラクターになる、ということですよね!
これは、基礎講座の人物の作り方のところでも習いましたね!
点と線が繋がったような気分♪

「いいなぁ~」と多くの人が思うような長所=憧れ性と、

「分かる分かる!」と共感できる短所=共通性を持たせる。
そうすることで、視聴者や読者は主人公に感情移入して、主人公を好きになって、ドラマに引き込まれていく。


そっか!

「憧れ性と共通性を考えよう」と思うと、「う~ん」と悩んでしまいがちですが、千早ちゃんのキャラクターである「黙って立っていると美人なのに、動き出すとすっごい残念」のように「〇〇なのに、〇〇で(が)残念」と考えると、浮かびやすくなりますよね。

皆さん、この「〇〇」に色々なワードを当てはめて、今までにない、魅力的なキャラクターを作っていきましょう!


このほかにもまだまだキャラクター作りのコツがいっぱい。

新たな発見があるだけじゃなく、
「あ!基礎講座で言ってたことってこれだー!」とさらに理解が深まって、その知識をより使いこなせるようになったり。

今年の夏もマンガ原作講座は開催しますので、今回受講できなかったかたもぜひ!!

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