シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。今日は晴天。ちょっと嬉しいですね。
シナリオ・センターでは、インフルエンザと風邪が蔓延しており、講師、事務局とバタバタ倒れております。なぜか、老人系が元気。(笑)老骨に鞭打って頑張らなくっちゃ。
その昔「昨今の若い者は軟弱でいかん!」電通の部長に言われたことを想い出しました。(笑)
皆さんも、くれぐれもお気をつけてください。
倉本聰さん執筆の話題の昼ドラ「やすらぎの郷」のインタビューで、倉本さんが、「受信70%、発信30%」という話をされていて、作家が一番大事なのは受信する能力だとおっしゃっていました。ガッテン!!でした。
人の話しを聴くということがどれだけ大事なのかというのは、今の世界情勢を見ていてもわかりますよね。
作家の受信は、これとは違った意味あいではありますが、自分の頭の中だけで書いているのでは、見えるものも見えないですし、たくさんの方に感情移入してもらえるドラマを描くためには、他人の気持ちがわからなくては伝わりません。忖度ではなく想像です。(笑)
人というのは、案外受信能力が低いのだそうです。
自分が思っていたもの、考えと違うといって否定をしてしまう方がよくいらっしゃいますが、とても残念だなあと思います。
そういう考えもあるのかと受け取る方、気配りのある方は、受信能力が高いのでしょう。
一番のポイントは、人は皆誰ひとり同じ人はいない、誰もが違うということが腹におちているかだと思うのです。
みんな違うのですから、10人いたら10人10色。1億人いたら1億人1億色です。
自分とは全く違っていても、いや違えば違うほど、まず人の言葉を、想いを受けとるようにすると受信能力は広がります。
作家を志す方は、倉本聰さんの言葉をよくかみしめていただければと思います。
日曜日は、130期シナリオ作家養成講座の無料説明会です。
美味しいお菓子もご用意して、お茶とお菓子を召し上がりながら、楽しく聴いていただきたいと思っています。
お気軽においでくださいね。新たな出会いは夢を生みます。