神様は・・・どこに?
シナリオ・センター代表の小林です。今日は、5月シナリオ8週間講座の開講です。おかげさまで、昼夜とも賑っております。 日本中の人にシナリオを書いてもらいたいシナリオ・センターですから、とても嬉しくて、新しくできたバンブーのトーストサンドで事務局一同喜びを表明いたしました。単に食べただけですが。(笑)
初夏を越えて夏の様相になってきましたね。
サマーセミナーのお知らせがもう少ししますと皆さんのお手元にお届けします。ちょっと予告編です。
2017年サマーセミナーは、昨日日記に載せました早稲田大学演劇博物館の岡室館長のおっしゃっていたことが、実はテーマなのです。
「ドラマの神様は細部に宿る」
この言葉通り、ドラマの魅力は、ストーリーではなく細部(ディテール)だということをシナリオ・センターは、47年間実践してきました。
だからこそ、日本一、出身ライターが活躍してくれているのです。
ところがです。20枚シナリオの本質は、ディテールを描く、その部分を描くことなのですが、なぜかストーリー作りばかりに頭を使う方が多いのです。
どこかに物語づくり=ストーリーという固定観念があるのでしょうか。
岡室さんもおっしゃっていましたが、名作と言われるものには、必ず目に焼きつく名シーンがあり、記憶に残っているのは、その一場面、シーンなのですね。
使いこなすのは難しい?
では、記憶に残る、心に響く名シーンはどうやって作ればいいのか。 決まっていますね。
「シナリオの技術」を使えばいいのです。
シナリオ・センターの受講生の方々には、シナリオの技術をお教えしているのですから、使いこなせさえすれば、ゼッタイに名シーン、名セリフが生まれるはずなのです。
ところが、残念なことに、「知ってはいる」のですが「使いこなせてはいない」方が多いのが現状です。
どんなものだって「使いこなす」というのは大変なことです。「使いこなせた」人が、プロフェッショナルと言われるわけですよね。
大変だからといって、「教えたのに、使いこなせないのはあなたが悪い!」で終わっては、シナリオ・センターではありません。
「使いこなせる」ようにします。答えはとてもシンプル。
シナリオの技術を意識して書けばいい。ね、簡単でしょう。(笑)
そこで、サマーセミナーは、魅力あるシーンを描くための技術4本をひたすら書いていただきます。
ストーリーに囚われないように、あえて時間を45分に限って、わずかペラ5枚のシナリオを描いてもらいます。 4本勝負で、10時から22時まで12時間。最後は「直し」もしていただきます。
「リトマス法」、「葛藤」、「カットバック」、「シャレード」、この4つの技術。
シナリオ・センターの皆さんは、耳たこのようにおなじみの言葉、技術ですね。
意識して使えばいいだけなのです。だから、初心者の方も描けます。大丈夫!
題して「2017サマーセミナー シナリオ・ミッションインポッシブル」 次から次へとミッションをこなしていっていただきます。
初心者からベテランまで誰もが、技術を使いこなせるようになります。