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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

おめでとう!アヌシー国際アニメーション映画祭クリスタル賞受賞!!

クリスタル賞を受賞した「夜明け告げるルーのうた」ポスター掲示

「夜明け告げるルーのうた」クリスタル賞受賞!!

シナリオ・センター代表の小林です。 快挙です!
出身ライター吉田玲子さん脚本の「夜明け告げるルーのうた」。
フランスのアヌシーアニメーション国際映画祭最高賞である「クリスタル賞」を受賞しました。
おめでとうございます!

アヌシーアニメーション国際映画祭は、カンヌ国際映画祭からアニメ部門を独立させて誕生した世界で最も歴史ある世界最高のアニメーション映画祭です。
最高賞(グランプリ)である「クリスタル賞」の受賞は、日本では1993年「紅の豚」(宮崎駿監督)1995年「平成狸合戦ぽんぽこ」(高畑勲監督)以来、22年ぶり。
素晴らしい快挙ですよね。 

両親の離婚から父親の生まれ故郷に東京から来た少年カイは、心を閉ざしがちに暮らしていました。
人魚のルーと出会い、町内のトラブルなど乗り越えながら、仲間とのバンド活動を通して素直な気持ちを取り戻していくお話です。

「夜明けを告げるルーのうた」は、吉田さんと湯浅監督のオリジナル脚本です。
「心から好きなものを、口に出して『好き』と言えているか」、昨今の同調圧力が蔓延している時代、湯浅監督は問いかけたかったとおっしゃっています。
心理描写のうまい吉田さんと湯浅監督、大いなる相乗効果を産みだした結果に相違ありません。
凱旋上映を是非ご覧ください。

ドローイングアニメーション 黒坂圭太の世界へ

こちらは全く毛色の違ったアニメーションです。
出身アニメーション作家黒坂圭太さんの待望の新作が発表されます。
ドローイング・アニメーション「マチェーリカ/MATIERICA」
7月15日、世界初公開となります。

黒坂圭太さんの作品は、三大国際アニメ映画祭アヌシー、オタワを初め国内外で多数受賞、3万枚の色鉛筆で描かれた長編アニメ「緑子/MIDORI-KO」(2010年)は、世界各地で上映され絶賛を浴びてきました。

その黒坂圭太さんが、黒坂圭太でしかありえないといわれる独特な映像世界を描き続け、7年ぶりに新作が発表します。
7/14・15の2日間の公開ですので、お見逃しなく。

7月14日(金)幻の映画「ソナタ第一番」「蓄音機13号」新作「山田景子は振り向かない」等
7月15日(土)ドローイング・アニメーション三部作一挙公開
待望の新作「マチェーリカ/MATIERICA」世界初公開
会場 小金井宮地楽器ホール 小ホール(JR中央線「武蔵小金井」南口駅前
お問い合わせは、042-380-8270  info@mistral-japan.co.jp

アニメーションの面白さを堪能できる2作をご紹介しました。
余談ですが、アヌシー国際映画祭では、長編審査委員賞を「この世界の片隅に」が受賞しました。やったね!!
久々に心晴れ晴れとかけた日記です。

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