おめでとう
シナリオ・センター代表の小林です。月曜日はシナリオS1グランプリの授賞式でした。 残念ながら、グランプリはでませんでしたが、準グランプリがおふたりという嬉しい結果でした。
準グランプリは花田麻衣子さん(作家集団)、若山翠水さん(本科修了)、佳作は湊本佳孝さん(元本科)、奨励賞、森久人さん(作家集団)木江恭さん(一般)高畑悠未さん(通信研修科)のお三方、おめでとうございます。
授賞式&公開講座が終わると、受賞者の皆さんと、審査員、ライターズバンク担当、前田編集長と私で、毎回受賞祝いを行います。
今回の受賞祝いは、表参道ヒルズのドイツレストランでした。
宴会担当(笑)の前田編集長は、表参道らしさと楽しい雰囲気をテーマに、21時から受け入れてくれる居酒屋っぽくないところを探していつも奔走してくれます。
初めてお会いした方々ばかりで、一般の方もいらしたのに受賞者のみなさんは、昔からのお仲間のようにとても和気藹々とされて、受賞祝いもなごやかな楽しいお席となりました。
このみんなでワイワイ楽しめるというのも、シナリオ・センターだからこそ。シナリオを通して、共通の目的を持つ仲間というものは、すぐに打ち解けられるのです。
出身ライターの方々も「センターつながり」を大事にしてくださっています。
先輩・同輩・後輩と形は違っても、同じ釜の飯を食ったという共通認識は、安心感もありますし、大きな心の支えになります。
そんなつながりを、ずーっと大事にしていきたいと思っています。
次の受賞者の方も楽しいひとときをご一緒しましょう。
そのためにも、まずご応募くださいね。(笑)
前頁を破れ!
コンクールに挑戦したいけれど、何を書いていいのかわからない。筆が進まない。途中で詰まったしまった。イマイチうまく伝わらないかんじ・・・そんなことを言い訳に応募しない方のために、新井一のとっておきの解消法をお教えしましょう。
「原稿書きに詰まったら前頁を一枚破れ!」
文士が執筆中のところを映画などでみると、ねじり鉢巻きで書いては破り、破っては書いて、自分と机の前は原稿用紙のくずの山。
藝術は完全主義なのはわかりますが、最初の部分から完全主義をやっていたのでは、いつまでたってもできあがりません。
彫刻をやるにしたって、まず首の部分をというので、そこを完全にやっていたら、身体全体のバランスが取れません。
特にシナリオはバランスですから、バランスを取って細部に入るといいと思います。 何故こんなことをいっているかというと詰まる人は、最初から細部に入ってしまうのです。
木を見て森を見ないということを言いますが、全体の森をまず見るのです。
そのためには、全部気に入らないと捨てないで、最後の一枚だけを捨てるのです。
実は、そこまで書いてしまったから詰まったのです。
(月刊シナリオ教室「一口シナリオ作法」から)