ライターを何人も生み出している「創作ラジオドラマ大賞」
「月刊シナリオ教室」7月号が発売となりました。7月号の目玉は第45回「創作ラジオドラマ大賞」の大賞(藤沢秋さんの『暗闇の訪問者』)と佳作受賞作1編(葉月けめこさんの『春を待つ音』)の掲載。どちらもNHKFMシアターにて、オーディオドラマ化されてオンエアされています。ラジオドラマを1回聴いたくらいでは、なかなかラジオドラマのコツはつかめませんよね。いろいろなオーディオシナリオを読んで、まずはちゃんとした書き方を身に付けましょう。
書くにあたってはどういうところに気をつけて、音だけのドラマの工夫したのか、お2人の受賞者からのコメントも掲載していますので、ぜひ参考に!
2時間もののボリューム感は「WOWOWシナリオ大賞」でつかめ!
第10回「WOWOWシナリオ大賞」の大賞はシナリオ・センター受講生の舘澤史岳さんでした。でも大賞受賞作は映像化されて放送される関係で、シナリオの誌上掲載はできないのです。でも優秀賞を受賞した新井まさみさんの『洛中洛外ソロウエディング』は掲載していますので、ぜひ読んでみてください。2時間もののボリューム感や構成、〈承〉のエピソードの作り方や構造がどのようになっているのか、〈転〉はどのように作ってあるのか、読んでみるとわかってくると思います。
出身ライターインタビューは山本むつみさんが登場
ただ今公開中の映画『いつまた、君と~何日君再来』のシナリオを書かれた山本むつみさんが、同映画について、また原作ものをシナリオにする場合のコツについて、ていねいにお話してくださいました。
俳優の向井理さんのおばあさまの手記がもとになった実話で、おばあさまの若い頃を尾野真千子さんが、お年を召してからは先日急逝された野際陽子さんが演じられています。おじいさんの若い頃は向井理さん自らが熱演。昭和の家族史と家族愛がしみじみと伝わってくる映画です。
記事を読むと、プロとして山本さんがどのように原作をシナリオにして行ったのかがわかります。映画を観てから読むも良し、観る前に記事を読むも良しです。
脚本家の視点&プロデューサーの視点とは?
公開講座「THEミソ帳倶楽部」の採録ダイジェスト版を弊誌では掲載しています。講座を聴くことのできなかった方は、採録を読んでフォローしましょう。出席した方も、活字で改めて読むことで理解が進むかと思います。7月号には清水有生さんと丹羽多聞アンドリウプロデューサーが、「脚本家の視点、プロデューサーの視点」のテーマでしゃべり倒しています。中身の濃い講義を、ギュッと縮めてお届けしています。
「月刊シナリオ教室」定期購読もできます
他にも情報満載の「月刊シナリオ教室」7月号は、シナリオ・センター事務局にて、1冊700円で販売中です。毎月郵送でお手元までとどく「一の会」のシステムもあります。毎月1冊届いて、1年間12冊で送料込みで8500円とお得です。お申し込みやお問い合わせはシナリオ・センター事務局まで。