やるぞ、12時間!目指せ、職人技!
シナリオ・センター代表の小林です。サマーセミナーが目前となり、慌ただしい事務局です。
最期の確認会議を終え、名簿や教材やオリエンテーション資料などの最終作りに入りました。
16日は、キャンセル待ち状態、17日は、まだ若干の空がある状態ですが、前代未聞のシナリオ・ミッションインポッシブルは、粛々と動き出しました。(笑)
毎年サマーセミナーは、1日完結とはいえ朝の10時から夜の10時迄12時間シナリオ漬け、しかも講義ではなく実践が主体というセミナーだけに、いつも「ダイハード」と映画並みの大変さなのです。
でも、やり終えたときの充実感はこれまた並ではなく、最期は乾杯で締めるのですが、疲れ切ってはいらっしゃるのですが、受講生の皆さんのお顔は、朝とは見違えるように輝いていらっしゃるのです。
このお顔を見たさに、毎年サマーセミナーを開催すると言っても過言ではありません。スタッフ一同の疲労も吹っ飛ぶ瞬間です。
さて、今年のサマーセミナーはどうなるでしょう。
実は、今年は、「シナリオ・ミッションインポッシブル」と銘打っているように、例年以上に過酷なミッションを次々こなすというセミナーにしました。
まず大変なのは、12時間の中でミッションを5つもこなすこと。
しかもワンミッションは、執筆時間45分+ゼミナール45分の90分で形成されており、それを5回繰り返すのです。もちろん、ミッションごとに課題も変わります。
あえて90分しかないという密な時間にしたのは、技術を使うときは、考えない、手が頭が自然と動くということが大事なのですね。技術を使うということはそういうことだからです。
職人さんがいちいち頭を抱えずに、すーっと自然に手が動くように、 発想も同じです。
「リトマスを使う」だとしたら、そこだけに特化すれば、これをリトマスにしようと思ったとたん、頭は動くはずです。
短時間で、畳み掛けるように描いていくことで、本当に腕に技術が、力がつくのです。熟練した職人さんのように。
シャッフルタ~イム!
ところがです。
こんな過酷なミッションを5回もこなすにもかかわらず、毎回ゼミのグループをシャッフルすることにしました。ちょっと慌ただしいですね。
にもかかわらず、また余計なことをするのは、人は皆違うことを実感していただきたいからです。
創作に正解はありません。
たくさんの方の作品を聴くことによって、同じ課題でありながらどうみんな違うのだろうというところがわかると、プロになった時に向かう方向をしっかりと培うことができます。
とはいえ、サマーセミナーは、夏のお祭りです。
楽しく、気張らずに、遊び心満載にワイワイ気分で参加してください。
柔らかな心、柔らかな頭からしか、良い発想は浮かばないのですから。