地球は大丈夫?
シナリオ・センター代表の小林です。秋田、新潟と大雨が続き、佐渡では堤防が決壊。今日は北陸も大雨の予報とかですが、それにしても各地で災害が相次ぎ、何もできず祈るばかりです。くれぐれもお気をつけてください。
壊れるのは一瞬の出来事ですが、復興は長い年月を必要とします。
形が整ったとしても、亡くなられた方は帰っていらっしゃらないし、心の傷は一生消えません。
身体を壊されたままの方もいらっしゃいます。
そんな方々に寄り添いたいと活動されている方もたくさんいらっしゃいますが、昨日からの国会中継を見るにつけ、お上には誰一人そういう想像力を持っていらっしゃる方々はいないような気がします。
記録も記憶もない方が想像力に溢れているとは思えないし、そういう方がトップに立って、なにかをしてくれるとはとても到底思えませんものね。(笑?いや 涙)
未来を担う子どもたちへ
シナリオ・センターは、2011年の東日本大震災以来、寄付を続けています。
ボランティアには参加できませんが、東京でできること、せめてお役にたてればと思っています。
昨年の5月から1年間「ゼミナールでナ~ルを集めよう!」という、ゼミ生が頑張っていただくとナールを差し上げるというイベントを行いました。
様々な特典に引き換えられるセンター内での金券らしきもの(笑)なのですが、引換のトップは、ミソ帳倶楽部への参加、月刊シナリオ教室バックナンバーへの交換を押さえて、なんとなんと「義援金にナ~ル」だったのです。
10ナールを1口1000円で換金し、シナリオ・センターが現金でご寄付させていただくというものです。
ありがとうございます。
1年間の「義捐金にナール」総額は351000円となりました。すごいですよね。
引き換え総額を東日本大震災へ145000円、熊本地震103000円、そして福島の子どもたちのために103000円と勝手ながら3つに分けて寄付させていただきました。
その中の一つ、今回はじめて寄付させていただいた「福島の子ども保養プロジェクトin久米島」(認定NPO法人沖縄・球美の里)からご報告のお便りをいただきました。
この保養プロジェクトはフォトジャーナリストの広河隆一さんが始められたもので、保養によって、子どもたちに抵抗力や免疫力をつけることが目的です。
ベルラーシの保養所(チェルノブイリ)での統計では、専門家の調査で9割の子どもたちの健康に回復が見られるとのことです。
子どもたちはストレスのない環境でのびのびと暮らし、地元の栄養たっぷりな食事をとった結果、顔色はすっかりよくなり、活発になって戻っていかれるそうです。
この久米島での様子を描いた写真展が8/11~17まで新宿戸塚地域センターギャラリーで展示されます。
もちろん撮影は、広河隆一さんです。入場料無料、10:00~19:00。
私たちが、どれだけ想像力を広げられるか・・・これこそが社会を明るくする鍵ではないかと思っています。
想像力とは他人を想う心と瀬戸内寂聴さんはおっしゃっています。
ひとりではそんなに力にはなりませんが、積み重ねていけば、多くの人を巻き込んでいけば、そこには暖かい想像の光が宿ってくるのではないでしょうか。