シナリオ・センターPresents「Theミソ帳倶楽部 わたしの普通 編」は、ものごとを様々な角度から考えさせてくれる方をゲストに、固定概念を壊し、皆さんの引き出し=ミソ帳を増やす公開講座です。
わたしの普通~盲目 編~
盲目の人って、どんな人でしょうか?かわいそうな、気の毒な…みたいな固定概念にとらわれていませんか。自分が持っているイメージを疑ってみること、それは創作の幅を一気に広げるきっかけになります。
そ・こ・で! 「Theミソ帳倶楽部~わたしの普通~」では、皆さんの固定概念をガラッと変えてくれるゲストをお招き。今回のゲストは、盲目のイベントプロデューサー田村啓子さん!
田村さんに聞く、盲目の方が見ている世界
え?盲目なのにイベントをプロデュースしている人がいるの?と、驚きますよね。
今回のゲスト、田村啓子さんは、41歳で発病10年間の通院後に51才で中途視覚障害になりました。最初は非常に落ち込んだとおっしゃっていました。そんな田村さんは、自らの徐々に視力を亡くした体験を生かして‘見える人も見えない人も一緒に楽しめる場作り’の活動をしています。
・盲目の方の移動距離ってどれくらいなのか
・盲目の人は情報をどう収集するのか
・盲目の人は、どんな時に困るのか
・待ち合わせはどうやってするのか
・点字の盲点
・盲目の人ができることとできないこと
・盲目の人の料理法…などなど、
私たちの知らない普通について、お話頂きます。
見えているからこそ、描けない世界がある
気づかぬうちに、思い込みで書いてしまうことほど、ドラマを安っぽくするものはありません。
細かい部分までお話し頂くので、「思い込みを捨てる」「新聞を逆さに読む」という発想が生まれます。さらにセリフやト書が、イキイキと描けるようになります。
さらに、勇気がなくて新しい一歩を踏み出せない…なんとなく、モチベーションが下がっている…
そんな方には、「私ももっとがんばろう!」と、元気がもらえる時間になること間違いなし!
※講義の2週間前までアンケートを実施。その質問に応える形式で講義は進行する予定です。あなたが知りたいこと、ぶつけてください!
【シナリオ・センター代表 小林からのメッセージ】
私は、障害者という響きが差別的でいやです。田村さんとお付き合いを初めてから、余計思うようになりました。田村さんは全盲になられてからシナリオを学びに来られたのです。
私も過日、シナリオ教室を全盲の皆さん向けにさせていただいたのですが、目の見える方となんにも変わりません。
障害というのは、他人のことを想えない人のことだけじゃないでしょうか。身体とか心とかじゃなくて。
表参道シナリオ日記「豊かな時間」より
構えることなく、あなたの知らない“普通”を体験しに来てください。