5月北陸甲信越地区「47行の物語~47都道府県シナリオコンクール~」の最優秀作は田中理恵さんの『かかの醤油おこわ』(新潟県)。
今回は、後藤所長から賞状と賞金が贈られました。
田中さんは今年4・5月、出身ライター清水有生さんの特別ゼミに参加。
「通信の課題でも、主人公のキャラクターを作り込むことが大切ということは意識していましたが、清水ゼミに出てさらに、“キャラクターを作る、キャラクターを出すってこういうことか!”と腑におちました。だから、今回選んでいただけたのかな、と思ってます!」と田中さん。
そうです、キャラクター!
清水ゼミでは、シナリオを発表した後、清水さんから「この人はどういうキャラクター?」「この人のこと好き?」と、主人公と主要な登場人物のキャラクターについて色々質問を受けます。
皆さんきちんと答えられます。
でも、そのキャラクターが台詞や仕草に100%でているか、というと…。
清水ゼミに参加された方は皆さん、「キャラクターを出すことがいかに難しいか、そして大切かを改めて知りました」と仰っていました。
だから田中さんは今回、キャラクターを作り込むことをより意識されて書かれたのだと思います。
そして、だからこそ、北陸甲信越地区の最終審査を担当して頂いた出身ライター・松田裕子さんから、
「キャラクターも伝わってきたので、それぞれの心情に入りやすかったです」
と言っていただけたのではないでしょうか。
主人公や登場人物のキャラクターを出す。
皆さんもいまいちど、こちらを意識していただきまして、ぜひ今月8月「ごはん×近畿地区」に応募してください!
締切は8月26日(土)です。
詳細はコチラをご覧ください。
※清水ゼミの模様はこちらの2つのブログからご覧ください。
ブログ「魅力的なクライマックスシーンの作り方」
ブログ「ドラマティックな展開を作る方法」
最優秀作以外の、最終審査候補作品はこちら【50音順】
☆印の作品は、最優秀作品以外に松田さんが選んだ“上位作品”です。
・『蕎麦が食べたい』(穴沢拓美さん)
・『岸の上の芋』(有坂尚子さん)
☆『煮つけの和代』(大杉誠志郎さん)
・『善光寺のおやき』(小檜山長代さん)
・『毒の珍味』(杉田鮎美さん)
☆『プルーストのいない午後』(竹田行人さん)
・『甘々娘』(寺田大作さん)
・『ももえちゃん』(前田由紀子さん)
・『あまもっくら』(みやさかじゅんさん)
☆『陣中見舞い申し上げます』(山田圭奈さん)
☆『そばマスター』(横内治さん)
今回の最優秀作と最終審査評の詳細が、月刊シナリオ教室8月号(P70)に掲載されています。
ご覧いただき、今月応募する際に、ぜひ参考にしてみてくださいね。